2017年9月18日月曜日

「ギフト」と「プレゼント」の違い ~ a gift to our customers


日本での「ギフト」と「プレゼント」の使われ方


数年前、翻訳のお仕事の際に気がついたのですが、日本での「ギフト」と「プレゼント」の使い方は独特です。「ギフト」というのはお中元やお歳暮、お年賀に贈るハムやお酒など「ご進物」で、「プレゼント」はかわいくラッピングされて誕生日やクリスマスのカジュアルな「贈り物」という風に使い分けられているのよう気がします。

とあるショップの依頼でフライヤーを英訳したときのこと。「お客様へのプレゼント」をという表現をひとまず直訳で a present to our customers と書いてみた所、「これは違う!」と違和感を覚えました。年末の急ぎのご依頼だったので、この違和感の原因を調べる時間もなく、依頼主の方に「ここは present よりも gift の方が自然です」と説明ましたが、present の方が良いというお返事をいただきました。

今回は present と gift の違いをご説明いたします。

Google で検索した所、圧倒的に"a gift to our customers" が多く使われていました。

「お客様へのギフト」と「~プレゼント」の比較
"a gift to our customers" 約 519,000 件
"a present to our customers"
約 7 件

2017年9月16日土曜日

「病院の受付」は英語でどういう?




英語講師だった頃に生徒さんに「病院の受付ってどういうの?」と聞かれたときに即座に答えられなくて、「ごめん、今調べるからちょっと待っててね」と慌ててネットで検索したことがあります。

インターナショナルスクールに通っていた私ですが、日本の病院へしか行ったことがないため、用語も日本語でしか知りませんでした。今回は大人になってから知った「病院の受付」に関する表現をご紹介します。

病院の受付の流れ


iSixSigma というビジネスメディアの会社のサイトの記事 Improving Process Turnaround Time in an Outpatient Clinic に載っていた受付の流れは次の通りです。

      Patient checks into the clinic and clerical staff takes chart to holding queue*.
      患者がクリニックへの受付を済ませ、受付スタッフがカルテを診察順に並べる。
      Clinical staff brings patient to exam room and puts chart in resident holding queue.
      臨床スタッフが患者を診察室にへ案内してカルテを研修医師へ引き継ぐ。
      Patient waits in exam for resident physician.
      患者が研修医の診察を待つ。
      Resident physician sends patient to check out.
      研修医が患者をチェックアウト(会計)へ行くよう促す
      Patient waits to be checked out of clinic.
      患者はチェックアウト(会計、次回予約、処方箋受取)を待つ

*holding queue とは「(カルテの診察)順番の列」という意味で、実際の診察順のカルテの束であったり、パソコン上のカルテのファイルの列であったりすると思われます。

(上記は病院目線の表現なので、用語の説明は省略します。)

病院での受付から会計はホテルのチェックインとチェックアウトと同じ考え方だということがわかります。

実際に使える表現や例文を見てみましょう。

2017年9月12日火曜日

辞書の例文をカスタマイズしよう


英語で作文や日記を書く場合、和英辞書や、ネット上の英語サイト(当ブログを含め)の例文を参考にセンテンスを組み立てていく方は多いかと思います。

例文を参考にして英文を書くときには、3っつに注意点があります。例文をコピーするのではなく、自分用にカスタマイズしなければなりません。今回はそのルールをご説明いたします。

1.名詞や代名詞は話の内容に合わせる 


次の文を英語にしてみましょう。

      参加者は素手でできるだけたくさんの魚を捕まえました。

お祭りのアトラクションの様子を書いているとします。

和英辞書で「素手で」を調べると、

      with (one's) bare hands

と出てきます。辞書によく出て来る one という代名詞は「誰々」という意味の不特定の代名詞だと考えてください。One や one's の位置に状況に合った名詞か代名詞に置き換えなければなりません「私」なら my 「あなた」なら your という具合に。

上の文で one's に当てはまるのは主語「参加者(たち)」なので、複数形の they の 所有格 の their を使います。

      参加者は素手でできるだけたくさんの魚を捕まえました。
      The participants caught as many fish as they can with their bare hands.

このように辞書に出てくる例文の one や one's は代名詞が入る位置を知らせている場所取りの札のような物なので、そのまま使えることはあまりありません。そのまま使うと英文の意味が正しく伝わりません。

2017年9月10日日曜日

「でっかい」を英語で表現する ~ What a huge dog!


薄いリアクション?


外国人のお友達が、自慢げに画像のような大きな犬を連れて来ました。「大きな犬だね!」と言いたい時、どう表現したらいいでしょうか?もし、

      That is a very large dog.

と言ったら、少しがっかりするかもしれません。何故かと言うと、large は「標準より大きい」や「大きめ」という意味なので、感情がこもっていないからです。

      That is a very large dog.
      かなり大きめな犬ですね。

台無しですね。

Large は衣類や食べ物などのサイズを聞かれたときに使うにはいいのですが、大きさ(でっかさ)を表現するには向いていない客観的な単語です。Large は「大中小」の「大」です。今回は気持ちが伝わる「大きい」と言う意味の素敵な形容詞をご紹介します。

各項目の最後には Google画像検索へリンクしていますので、これらの単語やプレースがどういう物に使われているかチェックできます。

2017年9月7日木曜日

英語でとういう? ~ ポイントカード


今回のテーマは「ポイントカード」。英語で point card と書かれていると海外の方の中にはスポーツやゲームの勝ち負けのポイントにも見えるのでピンと来ない可能性があります。米国で使われている名称や例文をご紹介します。

ポイントカードは rewards card


買い物の際にレジで出すと、ポイントが付く「ポイントカード」は英語で二通りの呼び方があります。Rewards card(報奨カード)と loyalty card(忠誠カード)です。Google で検索すると、rewards card の方が圧倒的によく使われていることがわかります。Loyalty card は業界用語のような印象があります。Reward card と呼ぶ会社もありますが、rewards card の方が発音し易いような気がします。

Google 検索結果
      rewards card 約102,000,000 results (発音:リウォーズ・カード)
      reward card 約 96,100,000 results (発音:リウォード・カード)
      loyalty card 約 5,270,000 results(発音:ローヨーティー・カード)

例文:

      Show your rewards card during checkout at the store.
      会計の時にポイントカードを提示してください。

      I have a rewards credit card.
      ポイントカード機能付クレジットカードを持っています。

      I don't have a rewards card.
      ポイントカードは持っていません。

      I'd like to sign up for a rewards card.
      ポイントカードを作りたいです。/ 申し込みたいです。

ちなみに、Loyalty card は royalty(印税)とは全く関係はありません。

2017年9月3日日曜日

くだけた英語も正しく使おう ~ gonna, wanna, gotta, I'ma

I'm gonna get you!

Gonna, wanna, gotta はスラングではない


英語で話す時にくだけた表現を使って friendly に交流したい方は少なくないと思いますが、くだけた表現でも正しく使わなければ伝わりません。今回は口語の gonna, wanna, gotta とまだまだお馴染みではないかもしれない I'ma の正しい使い方をご紹介します。

Gonna, wanna, gotta はスラングだと思われがちですが、ESLサイトのEnglish Club ではこう説明しています。:
Informal contractions are short forms of other words that people use when speaking casually. They are not exactly slang, but they are a little like slang.
For example, "gonna" is a short form of "going to". If you say going to very fast, without carefully pronouncing each word, it can sound like gonna. 
会話体の短縮形はカジュアルに話す時に使う略式の言葉です。スラングではありませんが、スラングによく似ています。
例えば、gonna は going to の短縮形で、going to を発音を気にせずに早く言うと、 gonna のような音になります。
楽に発音するために、文字数を減らす感覚ですね。日本語で「すみません。」を「すいません」と発音することに似ています。

会話体の短縮形は文章を書くときにはあまりおすすめできませんが、ツイッターなどのSNSならOKでしょう。

      Twitter 検索: gonna gotta wanna