2011年9月3日土曜日

Finish your peas. 所有格で所有権を明確に!

Do I have to?



英語の日常会話で my, your, her など「所有格」が意外なところに使われます。「そこまで所有権を主張したくてもいいのに」と思ってしまうこともあるかもしれません。今日は意外な場面での所有格の使用例を紹介します。

今使っているもの、食べているもの、飲んでいるもの、割り当てられているもの


タイトルの Finish your peas. というのはお母さんが子供に「さっさとグリンピースを食べなさい。」と言っているのでしょう。ここでの your は「あなたのお皿に乗っている」 えんどう豆ということです。

日本語では省いても理解できますが、英語は所有格がないと、話しが理解しにくくなるので、気を付けましょう。逆に所有格をちゃんと使える日本人は少し高く評価されます。

その他の使用例:

  Wait. Let me finish my coffee.
  (私の)コーヒーを飲み終わるまで待って。 

  I brought my lunch today. 
  今日は(僕の)お弁当を持ってきた。 

  I want ketchup for my French fries. 
  (私が注文した)フレンチフライのためのケチャップが欲しい。 

  May I read your library book?
   (君が借りた)図書館の本を読んでいい? 

  I've just finished my assignment. 
  たった今(私の)宿題を終わったよ。 

  He got his driver's license last week. 
  先週彼は(彼の)自動車免許を取得した。

主に使っている人や管理している人が決まっている道具、設備、場所。



台所を一番使う人が台所の主だという考え方があって、それが女性でも男性でも、my kitchen と表現します。職場では、担当している部署、管理を任されている機器や道具、なども my を付け加えます。例文を読んで頂けると分かりやすいと思います。

My と表現することで責任感や自信、your と表現することで敬意を表すことができます。


  Please don't mess up my kitchen. 
  (私の)台所を汚さないで。 

  I want silence in my classroom. 
  (僕の)教室では静かにしていただきたい。 

  He cleaned all his tables. 
  彼は(彼が担当している)テーブルを全てきれいにした。 

  The cat threw up on my mother's carpet. 
  猫が(母の)カーペットに吐いた。 

  The cherry tree in my father's garden is in full bloom. 
  (父の)庭の桜の木は満開だ。

  Thanks for letting me use your studio.
  (あなたが管理している)スタジオを貸してくれてありがとう。

普段利用しているサービス、取引相手など


普段利用している美容室、よく行くレストラン、自分の家を担当している配達員など、普段利用しているか、お世話に鳴っている人やサービスに対して my を付け加えるのは一般的です。「私の」と言う意味ではなく、「私がお世話に鳴っている」「いつも利用している」という意味を my なのです。

  I will introduce you to my dentist. 
  君に(ぼくの=が通院している)歯医者さんを紹介するよ。 

  My mover gives discounts to college students. 
  (私の=が利用したことがある)引越し業者は大学生に割引します。 

  My mailman didn't come yesterday. 
  (僕の=地域を担当している)郵便配達員は昨日来なかった。 

  My dry cleaner has misplaced my blouse. 
  (私の=が利用している)クリーニング屋さんがブラウスをなくしてしまった。

家族


母親が子供に父親の話をする場合、your father と必ず所有格を付けます。(お父さんがお母さんの話をするときも同じ。)そうしなければ、親の父親なのか、子供の父親なのか分かりにくくなるからです。英語圏では夫婦は名前で呼び合うのが普通で、日本のように夫婦で互いを「父さん」「母さん」呼ぶことはありません。また、「兄ちゃん」「姉ちゃん」のような呼び方をしないので、親が子供に兄弟の話しをする時は名前を使うか、所有格+brother/sister と言います。

親が自分のことを「お父さん」「お母さん」と呼ぶこともありません。電話で「父さんだけど」などと表現するときも "This is your dad." といいます。

  Go help your dad in the kitchen. 
  台所へ行って(あなたの)お父さんを手伝って来なさい。 

  Please take care of your brother until I come home. 
  私が帰ってくるまで(あなたの)弟の面倒をみていてね。 

  Say goodnight to your grandma. 
  おばあちゃんにお休みと言いなさい。 

  Hello, this is your mom speaking.
   もしもし、(あなたの)お母さんよ。

購入した商品(取扱説明書や、業者からのメールや書類の中で)


電化製品などの取り扱説明書には頻繁に your という言葉ができてきますが、「お客様がご購入になった」という意味で使われています。

  How to clean your Acme* blender. 
  (あなたの)アクミーミキサーのお手入れのしかた。 

  Congratulations on the purchase of your Acme sedan. 
  (あなたの)アクミーセダンご購入、おめでとうございます。 

  Your Acme vacuum cleaner is guaranteed for 5 years. 
  (あなたの)アクミー掃除機は5年保証です。

※Acmeというのは架空の会社名です。Road Runnerというアニメでコヨーテが使う機械はすべてAcme社製です。



自分の原語にない表現は覚えにくい


外国の人にとって日本語の「は」「が」「も」などの助詞がとてもむずかしいのでついつい省いたり、間違ったものを使っています。

助詞を全て省くと、主語と目的語の区別がつかなくなります。

  × 母私弁当作った。

これは「母が私にお弁当を作ってくれた。」なのか、「母のために、私がお弁当を作ってあげた。」よくわかりません。

  × 私も学校に行った。

と言われたら、「他に誰が学校に行ったの?」と聞きたくなります。でも本人は「も」と「は」を間違えただけだったということもあります。

日本語の意味を使えるには助詞は重要です。同じように英語の所有格もかなり重要です。

英語では所有格を省いてしまうと、聞いている人は小さな混乱が生じます。「え、今誰の職場の話をしているんだろう?」という具合に。わかりにくい例文を見てみましょう。:

  Dan and Mike went to house,
  ダンとマイクが家に行った。

このセンテンスには house の前に冠詞や所有格がないので、誰の家に言ったのかわかりません。「家に帰った。」という捉え方もできます。

  Dan and Mike went to her house.
  ダンとマイクは彼女の家に行った。

と書けば、話題の中で既出の女性の家だとわかります。

分かりやすい英語表現をしたいときは、正しく所有格(または、冠詞)を使えるようになりましょう。


まとめ



日本にこのような所有格の使い方はないので、なかなかわかりにくいかと思います。英語の所有格の考え方は:

  1. 所有格を付けることで相手に責任感を持ってもらいたい(your homework, your dog)
  2. 所有者や担当者に敬意を評したい(your lovely garden, your garage)
  3. 「~が利用している」「~が契約している」「~が担当している」という言葉を省略している。
  4. 家族のキズナを表したい。
  5. 「お客様がお買い上げになった~」を省略している。

という感じです。

所有格を正しく使うだけで、英文はより英語っぽくなります。



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