2020年1月23日

You had me at hello ~ 日常会話に出てくる映画のセリフ

映画「ザ・エージェント」のいち場面。ドロシーを演じるレネー・ゼルウィガーが元夫に応えるようす。
© 1996 TriStar Pictures, Inc. All Rights Reserved.

今回は1996年の映画「ザ・エージェント」の名台詞 "You had me at hello." をご紹介します。日常会話や SNS でよく使われているので、ぜひあなたのボキャブラリーに加えてください。ちなみに、「出会ったときから好きだった」という意味ではありません。


セリフが登場する場面


まずは、名台詞が登場する場面をご覧ください。

スポーツエージェントのジェリーは別居中の妻ドロシーが友人たちとのパーティーで歓談している最中に乱入して、復縁をせまります。長々と思いを吐露したジェリーに対してドロシーの答えが "You had me at hello."

(日本語は私が訳したものなので、映画の字幕とは違う箇所があるかと思います。日本語が不自然に聞こえないように意訳しました。)

映画の詳細はウィキペディアで。


登場人物 セリフ
Jerry
ジェリー
Hello? Hello.
すみません、すみません。
I'm lookin' for my wife.
妻を探しています。

Wait. Okay...okay...okay.
待って。(自分を落ち着かせる)オッケー、オッケー、オッケー

If this is where it has to happen, then this is where it has to happen.
ここで起きるべきことであれば、ここで起きるべきだ。

I'm not letting you get rid of me. How about that?
僕のことを追い出させないから。いいな?

This used to be my specialty. You know, I was good in a living room. They'd send me in there, and I'd do it alone. And now I just...
これが僕の特技だった。ほら、こうやって(顧客の)リビングで本領を発揮した。(交渉するために)行かされて、すべて一人でやった。そして今僕は....

But tonight, our little project, our company had a very big night -- a very, very big night.
でも今夜、僕らの小さなプロジェクト、僕らの会社にとって大事な夜だったんだ。とても重要な夜。

But it wasn't complete, wasn't nearly close to being in the same vicinity as complete, because I couldn't share it with you. I couldn't hear your voice or laugh about it with you. I miss my -- I miss my wife.
でも完全ではなかった。完全には程遠かった、君と一緒じゃなかったから。君の声が聞こえなかったし、一緒に笑うこともできなかった。恋しい。(妻の)君が恋しい。

We live in a cynical world, a cynical world, and we work in a business of tough competitors.
僕らはシニカルな世の中に暮らしている。シニカルな世の中。そして、とてもタフな競合相手とビジネスをしている。

I love you. You -- complete me.
愛してる。君は...僕を完成させてくれる。

And I just had --
そして僕は...
Dorothy:
ドロシー
Shut up. Just shut up.
だまって。だまってってば。

You had me at hello. You had me at hello.
あなたが「ハロー」と言ったときに心は決まっていた。あなたが「ハロー」と言ったときに...。

「出会ったときから好きだっだ」ではない


You had me at hello. は「出会ったときから好きだった」という意味だと思われているようですが、そうではありません。このセリフの hello は過去にさかのぼって二人が出会った頃の hello ではなく、パーティーが行われているリビングに入ってきた時にジェリーが発した "Hello" のことなのです。

「~ の一言で心が決まった」


この場面でドロシーはジェリーがリビングに入ってきて、Hello と言った瞬間に心が決まっていました。

直訳すると「私の心はあなたのものになった」という意味の You had me at ~はイディオム化していて、このような意味で使われます。
  • 確信した
  • 納得した
  • 興味が湧いた
  • (オファー対して)前向きになった
  • 気乗りした
日常会話では Hello に代わるキーワードを使って、最初から心は決まっていたという意味で使われます。

A. We can't pay you but you can have tacos and soft drinks for lunch.
B. You had me at tacos.
A. 賃金は支払えなないけど、お昼はタコスやソフトドリンクを提供できる。
B. タコスの一言でお手伝いすることを決めました

SNS でのやり取り風:

A. Anyone free for the weekend? I've won a room for two at a hotel in Tottori.
B. You had me at anyone.
A. You have to pay for your own train fare, though.
A. 誰か週末空いてる?鳥取のホテルのペア宿泊券あたったんだけど。
B. 「誰か」の一言で心が決まりました。
A. でも電車代は自費ね。


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