年末のこの時期、米国のニュース番組や新聞で war on Christmas (クリスマスとの戦い)という表現を耳にします。今回はこの不思議な表現と Happy Holidays という挨拶についてご説明します。
War on Christmas は一種のプロパガンダ
War on Christmas は一種のプロパガンダと考えることができます。2000年台初頭にクリスチャンではない米国民に配慮して、行政機関の建物などではで宗教色の強いキリスト降誕のディスプレーや、「メリークリスマス」の表示を控えようという運動が始まりました。保守派や福音主義のクリスチャン団体がこの動きを不快感をいだき、保守派のコメンテータビル・オライリー氏やピーター・ブリメロー氏等がこれを war on Christmas と呼ぶようになりました。