- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
最新記事
- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
I want to see the manager.
英語の SNS で時々登場する名前 Karen
(カレン)。具体的な人物ではなく、特定の米国人女性たちに対して使われるスラングです。この名前の意味と、由来がわかる動画も紹介します。
Karen はスラング
Karen
とは米国でドナルド・トランプ元大統領を指示し、時折問題発言や行動を中流階級の白人女性を表すスラングです。英語の
Wikipedia
によると、
Karen is a slang term typically used to refer to a middle-class white American woman who is perceived as entitled or excessively demanding.
カレンとは、特権意識が強かったり、要求が厳しすぎると思われている中流階級の白人アメリカ人女性を指す俗語です。
Twitter で検索: a Karen
Karen の特徴
Karen Hairdo の Google 画像検索 |
Karen と呼ばれる人の主な特徴:
- 中流階級の白人女性で、多くの場合金髪で髪型が独特
- Republican (共和党員)でドナルド:トランプ元大統領を支持する
- 白人至上主義者。彼女等は白人の評判を落とすような本を禁止したり焼却したりすることを支持している。
- クリスチャンで、主にエバンジェリスト(福音派)教会信者
- 黒人や黄色人種、LGBTQIA+ の人々に対して差別差的で、些細なこと(黒人の家族が公園でピクニックをしているなど)で警察に通報する
- お店の店員、レストランの従業員などに些細なことで苦情を言い、物事が思い通りにならないと暴れて、店員を罵倒し、店長を呼ぶように要求する
- 気に入らない書物、特にアメリカの歴史、マイノリティーに関する本を学校の図書館で禁止したがる
※最近では白人以外の女性も奇行によっては Karen と呼ばれます。
2017年にドナルド・トランプがアメリカ大統領に選出されて中流階級の白人女性の反社会的とも言える行動が目立つようになりました。当初は問題がおきた場所や理由がわかる単語と同じ頭文字の女性名で呼ばれていました。(下記のリンクは彼女らの行動に関する英語のニュース記事です。)
- Barbecue Becky (バーベキュー・」ベッキー)公園でバーベキューをしている黒人男性二人を通報した
- Cornerstore Caroline (角の店のキャロライン)9歳の黒人少年のリュックが体にあたったため警察に性的暴行を受けたと通報した
- Permit Patty (許可証のパティー)職を失った母を助けるためにペットボトルの水を販売する少女を通報した
とても entitled の白人女性たちなのです。
テレビのコントで Karen が登場するとこれば決め台詞です:
I want to see the manager.
責任者を呼んで。
Karen と聞いただけで、会ったこともない人がどんな人が想像できます。
A. What's the new receptionist like?
B. I think she is kind of a Karen.
A. Oh, I see.
A. 新しい受付係はどんな人ですか?
B. カレンっぽい人だと思います。
A. そうなのか。
もともとは社会風刺コントのネタ
どうして問題行動を起こす白人女性が karen
と呼ばれるようになったかは諸説ありますが、私が有力だと思うのは、2018年4月に放送された
Saturday Night Live (サタデー・ナイト・ライブ) の Black Jeopardy という架空のクイズ番組のコントです。
コントでは「ブラックパンサー」の T'Challa(ティチャラ)としてクイズに挑戦する
Chadwick Boseman が「友人のカレンが彼女のレシピのポテトサラダを次のバーベキューに持ってくるといった」に関しての返事を述べるという課題で「彼女は多分白人なので、ポテトサラダの味付けは香辛料を使わず、わずかな塩で味付けして、レーズンのような無用な材料を入れるだろう」と推測して、
Hell NO, Karen. Keep your bland ass salad to yourself.
絶対にだめだ、カレン。味気ないクソサラダは持ってくるな。
と答える。普段語り口が穏やかな Black Panther
からは考えられないような答えです。このコントが放送された後から Karen
は身勝手な白人女性を表すというスラングが使われるたと私は思っています。実際に
Karen という名前の女性たちにとっては苦難のはじまりでした。
YouTube や Instagram では Karen
たちの問題行動を取り上げるアカウントで見ることができます。
- Instagram | Karens Gone Crazy
- YouTube 検索 | Karens in the Wild
参考にしたページ:
Wikipedia | Karen
Wikipedia |
List of most commonly challenged books
(最も頻繁に異議を唱えられる書籍のリスト)
「アンネの日記」「トムソーヤ」「風とともに去りぬ」「ハリーポッタ」も含まれています。
コメント
コメントを投稿