Public speaking について
米国の学校では国語の時間に
public speaking
の授業が中学から高校の間に数回行われます。私が通ったインターナショナルスクールでもそうでした。Public
speaking
をは「人前で話すこと」という意味で、結婚式の挨拶、選挙演説、講演会など幅広いスピーチを表します。
米国人の間では「得意ではないもの」として挙げられることが多いです。
I have a fear of public speaking.
人前で話すことがとても怖いです。(=苦手です。)
日本の学校でも教室で生徒が発表をすることがありますが、それもパブリックスピーキングの一種です。
スピーチにはカンペを使おう
カンペは cue card と言います。テレビで使われる cue card
とは違い、大まかなテーマだけを書き込むためのものです。
- 各カードにはそれぞれ一つの大見出しかアイディアを書く。
- スピーチの、どの部分の内容なのかを説明する見出しも加える。
- 読みやすいように大きめの文字で手書きかプリントアウトする。
- 重要なフレーズの周りには大きめの余白で囲んで目立たせる。
- 各大見出しには裏付けとなるアイデアを箇条書きにする(片面だけを使う)
-
一枚一枚のカードに通し番号を振り、上の右か左の済に穴を開けて、バラバラにならないように紐で結ぶ。
カードの内容を見ながら、何度も練習しましょう。
Use cue cards instead of a script to make a
memorable
speech.
印象に残るスピーチをするためには台本ではなく、カンペを使いましょう。
Cue Card のお手本
画像は結婚披露宴のスピーチ用の cue card のお手本です。内容は次の通り:
KEIJI AND MINAMI WEDDING SPEECH Card #18
Happy Memory 2
1. 6th Grade Summer Camp
2. No one brought matches or lighters.
3. Minami was in Girl Scouts
4. Minami started a campfire using magnifying glass
ケイジくんとミナミさん結婚式スピーチ カード#18
楽しい思い出2
1.六年生のサマーキャンプ
2.誰もマッチやライターを持ってこなかった
3.ミナミはガールスカウトだった
4.ミナミは虫眼鏡を使ってキャンプファイヤーを起こした
話の詳しい内容は頭の中に入っているので、カードにはどの順番で何を話すか間違わないための
cue(
キュー、きっかけ、手がかり)のみを書きます。(だから cue card と言うんです!)文字数を減らしてすっきりとさせるために the などの冠詞を省いてありますが、実際のスピーチでは付け加えます。
※もちろん冠詞を忘れてしまいそうであれば、書き込んでください。
緊張して忘れて内容があっても、カードを見て補足することができます。上の例では「だれもマッチやライターを持ってこなかった」という項目は重要なので、忘れないように赤い文字で目立たせてあります。ハイライターを使うのも良いでしょう。
台本を使わない理由
SlideGenius のページでは、スピーチの場合
script(台本)をなるべく使わないことを推奨しています。その理由は、台本を読むために
うつむき加減になり、スピーチを聞いている観客の表情を見ることができないからです。自分の話している内容がちゃんと伝わっているか確認するためにも
eye contact
(アイコンタクト)は印象に残るスピーチのためにとても重要です。また、ジェスチャーを加えることもできます。
練習の時間がない場合や、代読ではない限り、英語のスピーチでは cue cards を使うようにしましょう。
追記
2021年7月4日:もともとはこの記事の一部だった内容をようやく新しい記事にしました。Cue cards を使えば容易にできることできことです。
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