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米国NBCの人気番組SNLのカンペ |
カンペというのは和製英語です。今回は正しい英語表現を2つ(放送関係と学校関係)、また、私が思うカンペの由来をご紹介します。
テレビで使われる「カンペ」
日本のバラエティーのテレビ番組を見ていると「カンペ」というよく言葉を耳にします。テレビ番組のMCのセリフや、出演者に向けてのディレクターの指示が書いてあるカードやスケッチブックなどです。
画像はアメリカの伝説のコメディー番組
Saturday Night Live で20年来カンペを担当している
Wally Ferensten 氏。カンペの文字を読みやすく書くのも彼の仕事。画像に書いてある、cue card といい、「カンペ」の英語です。
Cue というのは「きっかけ」や「合図」という意味。MCが読むタイミングに合わせて大きなカードをめくるのは体力も集中力も必要とのこと。
このカンペは番組中のネタです。
Wally, lower the cue cards.
ウォリー、カンペをさげて。
とMCに言わせるためのカンペを持っているというのかオチです。もちろんこのカンペもウォーリー氏が書いたものです。
ウォリー氏のお仕事のことを一般的に cue card guy と言います。
Google 画像検索: cue cards (television)
「カンペ」は和製英語
「カンペ」は「カンニングペーパー」の略です。英語で書くと、cunning paper。
辞書を調べると、和製英語であると書いてあります。
Cunning とは「ずる賢い」という意味の形容詞。英語の児童文学では「キツネ」とは決まって cunning セットになっています。
He is as cunning as a fox.
彼はキツネのようにずる賢い。
「悪知恵」という意味の名詞でも使われます。
It takes a lot of cunning to cheat a person like me.
私のような人を騙すにはかなりの悪知恵が必要だ。
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