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Let It Go |
ディズニー映画「アナと雪の女王」で有名になった Let it go のという表現の意味と日常で使える例文をご紹介します。
映画の日本語版のタイトル
最近はディズニー映画「アナと雪の女王」(原題: Frozen)の曲 Let It Go をテレビや映画で耳にしない日はありませんね。先日 Let It Go の日本語の副題が「あるがままに」だと知って、それが浸透してしまうとまた誤解を招くと焦ってしまいました。
副題を付けられた方はもしかして Beatles の名曲 Let It Be と関係あると思われたのでしょう。
Let it go は「(それを)解き放て」という意味ですが、他にいろいろな使い方ができます。
「見逃してあげる」
「初犯なので見逃してやろう」「大目に見てやろう」というような意味で使われます。この場合の it は相手の罪やルール違反を指しています。
You are ten minutes late but I will let it go this time.
君は10分遅刻だが、今回は見逃してやろう。
無駄な戦いや議論をしない
「無視しろ」「相手にするな」「気にすな」「挑発に乗るな」と人をなだめたり、落ち着かせたりするときに使われることもあります。この場合の it は
怒りや苛立ちなどの感情のことです。
A: He called me a liar!
B. Let it go. He's just
picking a fight.
A: あいつにうそつき呼ばわりされた。
B. 放っておけ。ただケンカを吹っかけているだけだ。
諦める、受け入れる
誰かに傷つけられて落ち込んでいる人や、願いが叶わなかった人を慰めるときにもよく用います。ここでの it は悲しみや落胆の気持ちです。
A. I can't believe my girlfriend broke up with me.
B. Let it go, man. She was not the right girl for you.
A. 彼女に振られたなんで嘘みたいだ。
B. 諦めるしかない。あの子はお前には(相性が)合っていなかったよ。
A. I am so disappointed that I lost the tennis match.
B. Let it go. You were playing with a sprained ankle.
A. 私、テニスの試合に負けてショック。
B. 仕方ないよ。あなたは足首を捻挫して試合をしていたんだから。
こだわりやネガティブな感情を捨てる
Frozen(「アナと雪の女王」の原題)の曲のLet It Goではこの意味で使っています。映画を見ていないので、詳しいことはわかりませんが歌詞から察するに、主人公はいい子ぶることや、世間の目、将来の不安などを捨てると決めるようです。最終的主人公には自分自身を解き放つのでしょう。
Let it go は日常会話でいろいろと使えるので、ぜひ正しい意味を覚えてください。
おまけ:
Let It Go にもう一つ何度も出てくる歌詞があります。
The cold never bothered me anyway
もともと寒さは気にならないの。
この場合の cold はもしかしたら「世間の目」や「将来への不安」を指しているかもしれません。(映画を見ていないのでわかりませんが。)
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