2017年8月13日日曜日

トランプ政権のニュースに登場する旬なイディオム(2) ~ kabuki dance

Juicy red meat.

前回に引き続き、今回もテレビやラジオのニュース番組、ポッドキャストやSNSなどでよく使われるイディオムをご紹介します。オバマ政権ではあまり見聞きしなかったような気がする表現ばかりです。最後の二つの表現は日本語を含みます。

各項目の最後にはツイッターの検索結果とオンライン辞書のリンクを貼ってあります。ツイッターではリアルタイムでユーザーがつぶやいた表現をチェックできます。日本語の辞書にまだ出ていない表現ばかりなので、全てリンクは英語のサイトです。自動翻訳のリンクを貼っておきました。ちょっと読みにくいですが、解読してみてください。

throw red meat 赤身肉を与える


出典:flickr/Mathias Appel

政治家、大手企業のCEO、有名人など、影響力が強い人ほど言動や行動が多くの人に影響を及ぼします。問題が起きた場合、詫びることが重要ですが、残念ながらそうするより、人々の気を反らせることに一所懸命になる人が少なくありません。

Throw red meat (赤肉を投げる)とは「怒れる民衆」を猛獣に見立てて、「赤肉(生肉)を与えて」一時的に気を沈めると意味です。

      The new bill had no chance to be passed. It was red meat to satisfy the governor's base.
      新しい法案が通る可能性はなく、知事が支持母体の目をそらすための捨て駒であった。

      Discount coupons were distributed to the gaming site users as red meat to distract from the leakage of personal information.
      個人情報漏えいについてユーザーの注意をそらすために(赤肉として)割引券が配られた。

Twitter 検索: throw red meat (笑える表現がたくさん読めるのでぜひチェックしてください。)

Merriam-Webster 記事: throw red meat [自動翻訳]


(bright) shiny objects キラキラした物

出典:pexels/George Becker

Shiny objects (キラキラしたもの)も怒る民衆の「注意をそらすために使われる言動や行為」を表します。たとえば、米国で失業率があがると、宗教に関する規制を和らげて、一時的に国民の注意をそらすなど。

メディアはキラキラしたものを追うが、幸いミュラー特別捜査官は光るものには感心がない。

米国では赤ちゃんがぐずると、鍵のいっぱいついた keychain(キーホルダー)を振ってその音とキラキラした鍵の動きで機嫌を取ります。Shiny object は鍵の束だと言う説があります。

後、注意散漫の子供の中には窓の外で何かが陽の光でキラキラ光っていだけで学校の授業に集中できないことがあります。このように「注力を妨げるもの」を表しているとも聴いたことがあります。


Twitter 検索: shiny objects

The Free Dictionary の定義:bright shiny objects [自動翻訳]

open the kimono 着物を開く


Open the kimono (着物を開く)という表現を初めてニュース番組で聞いた時思わず cringe (ドン引き) してしまいました。「秘密裏にしていたものを開示する」という意味らしいのですが、不快感を覚えました。

欧米人の中にもこの表現を使うことに不快に思う人はいるようです。:
「CBC バンクーバーのニュース番組の出演者が "open the kimono" と言いました。この表現がどれほどに私に苛つかせるか実感しました。OKではありません。#bcelxn 」(#ハッシュタグは「ブリティッシュ・コロンビアの選挙戦」を表す)

主人(60代、もと中学教諭)に open the kimono について意見を求めたら、「それほどひどい表現ではないんじゃないか?」と言いました。なんでも日本には「胸襟を開く」という表現があり、「心を打ち明ける」という意味なのだそうです。

どうなんでしょう?やっぱり私は「ゲイシャガール」というニュアンスを感じでしまいます。

Twitter 検索: open the kimono(ツイートの中にはこの表現を意義を唱えるものが結構多いです。)

Your Dictionary の定義: open the kimono [自動翻訳]


kabuki dance 歌舞伎の舞


出典 flickr/lensonjapan

Kabuki dance (歌舞伎の舞)をニュースのポッドキャストで聞いたときには、思わず吹いてしまいました。日本で言う「(政治的な)パフォーマンス」という意味で使われていて、あまり悪意は感じませんでした。

しかし米国人女性による原語に関するブログではこの表現は不適切なので、使うべきではないと注意を促していました。

だめですかね、日本でこの表現を使うのは?:

      This is the prime minister's elaborate kabuki dance.
      これは総理による大掛かりな歌舞伎ダンスである。

Twitter 検索: kabuki dance

英語 Wikipedia 記事: kabuki dance [自動翻訳]



ニュース配信サイト


米国のニュースは放送後に配信されるのでぜひチェックしてください。リスニング学習に最適です。私が良く観る番組はこちらです:

      ● The Rachel Maddow Show(MSNBC) ケーブルニュースでは視聴率1位のニュース番組。独自の切り口でじっくりとニュースを料理します。
      ● Nightline (ABC) 1980年にTed Koeppel がメインキャスターで送開始した老舗のニュース番組。現在は3人のアンカーが担当。BBCのニュースも紹介。
     ● World News Tonight with David Muir (ABC) 正統派のニュース番組なので、ゲスト解説者が怒鳴り合うような場面はありません。すっとポッドキャストで聞いていたのですが、この記事を書くためにネットで調べてみたら、David Muir 氏がかなりの男前なので驚きました。(左45°がチャームポイントのようです)

Top photo by: Mali Maeder

参考にしたページ:
Fritinancy | Word of the Week: kabuki dance

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