美術館や展示会などで、順路が設定されていることがあります。今回は「順路」に関する英語表現をご紹介します。
「見学ルート」
順路は美術館や博物館などで入場者が効率よく展示物を見学できるように設置されています。また誘導用のロープが展示品への距離を保つためのバリアになることもあります。
Please follow the viewing route.
順路に従ってお進みください。
順路の「設定」「設置」は
set up と言います。
We have set up a new viewing route for visitors in wheelchairs.
車椅子の入場者のために新しい順路を設置しました。
具体的な形容詞を使えば viewing は省いても問題ありません。
Dinosaur
Exhibit
route.
恐竜展示の順路。
Route to Antique Car Display
アンティークカー展示への順路
その他の順路
屋外の施設にも安全で効率のいい順路が設定されていることがあります。形容詞を変えれば
route は色々な場所で使うことができます。
登山やハイキングの施設では次のような案内表示を見かけることがあります:
Beginners' Route
初心者ルート
※初心者は英語では複数形の beginners (全ての初心者)にして、s
で終わる単語なので所有格は ' を加えます。
Scenic Route
景観優先ルート
Climbing Route
登山ルート
※ Climbing は登山だけではなく、ロッククライミングや、氷壁登り(ice climbing
アイスクライミング)のルート案内にも使うことができます。
Walking Route
ウォーキングルート
Wheelchair Accessible Route
車いす用ルート
Cycling Route
サイクリング用ルート
順路の案内の please
以前の記事で案内表示に please
を使う場合とそうではない場合について書きました。
Please follow the viewing route.
順路に従ってお進みください。
に Please
が使われているのは、入場者への思いやりだと捉えてください。順路は人気の展示物へ大勢で押しかけないように設定されている場合があります。すぐに観たい展示が観られなくて不満に思う入場者へ「少し待ってくださいね」とお願いしています。
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