2016年3月27日

日本人が知っているとカッコイイかもしれない言葉 (7) Look at my dab.

Gokudabbing
ときどき日本人が耳慣れない英語表現、トレンディーな表現をご紹介しています。今回は dab, crazy cat lady, Mickey Mouse (?) など。



dab 新しい決めポーズ


上の画像のようなポーズをする選手をNFLやNBAの中継などでご覧になったことがあるかもしれません。私はつい最近(2016年3月下旬)に知りましたが、 dab というそうです。

私が毎日チェックしている、Twister Sifter で見かけた画像gifです。発表者の後ろの男性のポーズが dab です。


日本のガッツポーズのような決めポーズです。

語源はドラッグ常用者のことばとも、ヒップホップのダンスステップだとも言われています。どうやら、熱したマリファナのエキスを吸引するときにする方法がdabbing で、その際、誤ってヤケドしそうになって鼻を腕に押し付けてかばう様がやがて決めポーズになったようです。

ミュージシャンの Skrillex でお馴染みの dub とはスペルが違うことをご確認ください。発音に気をつけましょう:

dub ダブ
dab デァーブ、ダーブ

英語でいう場合は pose (ポーズ)は付けません。

>blockquote class="reibun"> Look at my dab.
僕のダブを見ろ。

Crazy Cat Lady 猫多頭飼い女性


MartinaPazienza
「猫を沢山飼っている女性」のことをcrazy cat lady (頭がおかしい猫おばさん/お姉さん)といいます。

ひどい、ですよね。

最初は悪口で使われていたかもしれないこの名前ですが、最近では沢山猫を飼っている女性たちが自らをそう名乗るようになりました。Google で検索すると Crazy Cat Lady のブログたくさん見つかります。

Crazy cat lady の crazy はトキソプラズマ症から来ていて、猫の排泄物を掃除している間に発症する可能性のあるこの病気のせいで猫をたくさん飼うようになると思われています。しかし、科学的に根拠はないそうです。
(Source: New York Time Magazine  'Cat Lady' Conundrum)

Hi. I am a crazy cat lady who works in marketing.
こんにちは。私はマーケティングに携わっている多頭猫飼い女性です。

Google 画像検索: Crazy Cat Lady mugs (猫をたくさん飼っている女性に最適なプレゼントのようです)



Mickey Mouse 劣悪、間に合わせ、適当


Carlos Paes
Mickey Mouse をMerriam-Webster Dictionary で調べると、こういう意味だと書いてあります:
not deserving to be taken seriously : having little value or importance
真摯(しんし)に受け止める価値の無い、あまり価値や重要性のない
驚きですよね。 みんなが大好きなディズニーキャラクターの名前がそういう意味で使われるのは。私が米国人の元同僚に聞いたのはミッキーマウスの腕時計と関係があるのでは、ということです。


ミッキーマウスウォッチを子供向けに販売された可愛らしい腕時計。高級品ではないし、大人が身につけることがないので、徐々に粗悪な物の代名詞になっていったのかもしれいません。

ミッキーマウスが子供向けだから、という考え方もできます。

The Free Dictionary で見つけた例文です:

His Mickey Mouse assignments soon bored the students.
彼の単純すぎる課題は次第に生徒たちを退屈させていった。

It's a Mickey Mouse operation compared to what goes on in Lyons or Paris
リオンやパリで展開されているものに比べたら、かなり零細な事業だ。

He settled for a Mickey Mouse job instead of something challenging.
彼は能力を必要とする職業ではなく、単純な職に就いた。



英語のWikipediaに載っている項目: Pejorative use of Mickey's name (ミッキーマウスの名前の軽蔑的な使われ方)


Millenials 1982 - 2000年生まれ



Millenials (ミレニアル世代) は日本でいう「今時の若者」を一括りにする言葉で、あまり良い意味では使われません。Millenial の若者は「無気力」「身の程知らず」「権利意識が強い」などと言われています。

かつて、若者について、こういう風に語った人がいました:
“The children now love luxury. They have bad manners, contempt for authority; they show disrespect for elders and love chatter in place of exercise.”
今の子どもたちは贅沢が大好きである。礼儀はなっていないし、目上の人に対して無礼、運動するよりもおしゃべりをすることを好む。

この発言をしたのは、ギリシャの哲学者ソクラテスです。二千年以上前から、大人たちの目に若者はこう映っていたのです。

Millenials の行動が鼻につくようになった人は「大人になった」ということなのですね。

Macgyver 見事な工夫


私は見たことがないのですが、Macgyver (冒険野郎マクガイバー)は「豊富な科学的知識をもとに、才智と正義感で毎回絶体絶命のピンチを脱し、様々なものを組み合わせて悪漢を退治する」特別捜査官です。このシリーズの注目点は緊急事態に壊れた武器などを手近なもので修理して乗り来ることです。

「マクガイバーする」というと、思いもよらない工夫で緊急事態を乗り切る」という意味で使われます。オックスフォード英語辞典 にも入っているようです。

I don't have my tools so I have to Macgyver it.
道具を持っていないので、マクガイバーしなければならない。

The crew Macgyvered a stage out of plastic beer crates.
スタッフがプラスチックのビールケースでステージを作った。

He was carried to the ambulance in a MacGyvered stretcher.
彼は即席の担架で救急車に運び込まれた。


ちなみに、この記事はブログを250件目の記事らしいです。

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