2015年4月4日

英語で丁重にお断りする

額に NO! と書いたカードを掲げた女性。
もう少しやんわりと断りたいですね。

日本語で断るのは難しいことですが、英語だとハードルがもっと高くなります。今回は丁重の断るための英語表現をご紹介します。いくつかを覚えておけば安心でしょう。


No!と断るのは失礼


英語でお誘いを受けた時や、料理や飲物を勧められた時等、断る必要がある場合、どう表現すればいいか迷いますね。画像の女性のように、”No!"というのも失礼です。けんかを売っているような印象を与えます。

お断りする場合でも、まず相手の好意や優しさにお礼をいう習慣をつけましょう。お礼を言ってから、断る理由を言います。即答しなければ、相手の方は断られることに察しが付きます。

この記事の表現は目上の人にもそうでない人にも使えます。

すぐに断る場合


食べ物や飲みものを薦めらて、要らないと思ったら、は即答で断ってもOKです。お店で店員さんが"May I help you?" と言われて、そっとしておいて欲しいときにも最適。

  No, I'm fine. Thank you.
  あ、今はいいです。ありがとう。

  I'm good. Thanks.
  あ、今はいいです。ありがとう。(この方が若干くだけた言い方です。)

職場にいるので話せない時や、都合が悪くて断る時はわかりやすく、こう答えるのもいいでしょう。

  Sorry, it's a bad time now.
  ごめんなさい。今は都合が悪いです。

都合が悪い場合、理由は説明する必要はありませんが、こういう表現があります。

  I'm at work and I can't talk right now.
  今職場なので、話せない。

  I'm in the middle of a meeting.
  今は会議中なので。

  I'm having dinner with my family.
  今、家族と食事中です。

  I'm not ready to meet anyone new.
  まだ新しい方とお付き合いする気になれません。

  I'm in mourning.
  現在喪中です。

  I have a prior commitment.
  先に約束したことがあるので(無理です)。

しつこい勧誘や誘いなどにはストレートに断る方がいいです。

  Sorry, I am not interested.
  すみません。関心がありません。

まずお礼を言ってから、断る


これからも仲良くしていきたい方がいろいろとお誘いを受けたり、提案を受けたときに断るときは、まず相手の好意に感謝を述べるといいです。

"Yes" という返事ではなくお礼から始まる場合、「断るだろう」という察しが付き、続く but ではっきりと伝わります。

車で家まで送る、家に泊めてくれる、などを提案されたら(offer されたら)、次のようなお礼をいいます:

  Thanks for offering but...
  (勧められた事柄に対して)ありがとうございます。/ありがとうね。

お誘いを受けた時は、

  Thanks for asking but...
  誘ってくれてありがとう。./お誘いくださってありがとうございます。

理由を言わずに断る


お礼の後の後は続けて、断ります。理由がある場合はをいいますが言い訳はしなくていいです。

  I'd love to but I have other plans.
  ぜひ(提案されたこと)をしたいのですが、他に予定があります。

  I'll pass this time. 
  今回はパスしますね。

  I sit this one out.
  今回はお断りしますね。

  I'll take a rain check.
  今回は遠慮します。

Sit this one out.もともとはダンスに誘われた女性が断りたいときに「この曲の間を腰掛けています」が元になっています。今ではダンズに限らず、理由を言わずの断る時に広く使われています。)

Rain check に関しては、こちらの記事をご覧ください。:

次に繋げる断り方


今回は断るけど、また誘って欲しいときは、

  Maybe next time?
  また誘ってね。/また声をかけてください。

メールやSNSの例文:
Thanks for inviting me to your barbecue party. Unfortunately, I have other plans that day. Maybe next time?
バーベキューパーティーへのお誘い、ありがとう。残念ながら、其日は別な予定が入っています。また今度声をかけてね。
上の文は目上の人にもそのまま使えます。それほど親しくない方からのお誘いでしたら、こういったかしこまった表現も使えます。(友達に使うとよそよそしくなることがあります。):
Thank you for your invitation. Unfortunately I have a previous engagement that day and I cannot attend. I hope your (party, event) will be a success.
お断りをしなければならい場合でも、落ちついて対応できれば、人間関係が更に深まります。

「セールスお断り」の貼り紙


「セールスお断り」という貼り紙をしたい場合

  No solicitors.
  セールスお断り。

という貼り紙を入り口に貼っておくといいでしょう。Solicitorを英和辞書で調べてもあまりできませんが、かなり一般的に日本の「セールス」の意味で使われています。

MySecuritySign.com

Google画像検索: No solicitors

  No exceptions.
  例外なし。

と付け加えるとさらに効果的です。

関連記事:  「好きではありません」に関するイディオム ~ Not a big fan


Photo by juliaf

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