英語圏では文章を書くときに同じ表現を何度も使うことを嫌います。文章が短調になるからです。
同じフレーズは使いまわさない
英語講師だった頃、生徒さんの日記が普段より行数が多いので一瞬嬉しく思いました。しかし、読んでみると日記が内容はいつもどおりだったのですが、長い表現をなんども繰り返していることに気づきました。
その日記は彼氏にシロクマの形をした枕を買ってもらった、という内容。その枕が登場するたびに、the pillow shaped like a polar bear と書いていたのでとても長い日記になっていたのです。
そして、ちょっぴり
退屈な文でした。
英語圏では文章を書くときに
同じ表現を何度も使うことを嫌います。文章が短調になるからです。
上の生徒さんの日記の場合、最初にthe bear shaped like a pillowと表現した後は、こういう言い換えることが出来ました。
- my new pillow
- the bear
- my boyfriend's present
- it
よい英文を書く鍵は
paraphrase(言い換え) です。登場するたびに呼び方を変えるだけで、作文としていきいきしてきます。テストなどではそれだけで評価が高くなります。英語スピーチコンテストでもパレフレーズが出来ているからは、審査の多いなポイントです。
辞書で同意語を探すときの注意点
辞書やシソーラス(類似語辞典)をフル活用しましょう。
ただ、知らない言葉を使うときには注意しましょう。その言葉が適切か確認するために、
クロス検索しなければなりません。どういう事かというと、和英辞典で見つけた単語を、また英和辞典で調べることです。ちゃんとすべての意味と例文に目を通してください。
先日生徒さんが「朝からお肉を食べた」、と書きたくて、「肉」を辞書で引いて、flesh という単語を選びました。
朝から、スラッシュホラーみたいな食事をしたような印象になっていました。Fleshというと骨や血管が着いたままの未処理の肉のことなのです。
彼の作文には lunch meat か Spam を使うように勧めました。
普段からparaphraseの練習をするといいでしょう。例えば、あなたの親友だと、my buddy, my best friend, Yuji, he, this guyなどいろいろな呼び方がありますね。
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