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「帰省」に近い英語表現

今回は「帰省する」に近い英語表現をご紹介します。「実家へ旅する」「実家で過ごす」などと言った方が米国人には伝わりやすいと思います。また「年末年始を過ごす」という意味の英語表現も。

トランプ政権のニュースに登場する旬なイディオム (5) ~ Don't drink the Kool-aid!


トランプ政権を理解する上で重要なイディオム Don't drink the Kool-Aid(クールエイドを飲むな)をご紹介します。これは、1978年に米国で起こったカルト教団による惨劇と関係のある表現で、トランプ政権を理解する上で重要なイディオム「Don't drink the Kool-Aid」です。

Kool-Aid と「盲目的な服従」の関係

1978年、ジム・ジョーンズ率いるカルト教団 Peoples Temple (人民寺院)は、悲劇的な結末を迎えました。自身のガイアナ北部に設立したコミューン「ジョーンズタウン」で起こっていた虐待行為が、訪問していた米国下院議員によって暴露されようとしていたため、ジム・ジョーンズは信徒に集団自殺を命じました。人民寺院の信徒900人以上が青酸カリ入りの清涼飲料水を飲み、集団自殺・殺害に及んだのです。

集団自殺に使われたのは Flavor-Aid(フレーバーエイド)」という粉末ドリンクの素で、Kool-Aid(クールエイド)に似たもっと安価な粉末ドリンクでした。Kool-Aidのほうが知名度が良かったため、この事件の代名詞となり、盲目的な服従への警告として「Kool-Aidを飲むな」という表現が生まれました。

トランプ政権を理解するために重要なイディオム

Don't drink the Kool-Aid というイディオムは、支持者によるドナルド・トランプに対する「極端で疑うことを知らない忠誠心」を表現するために世界中で最もよく使われるようになりました。

2016年から2025年にかけて、批評家たちは選挙の不正やコロナウイルスに関する陰謀説、トランプ氏のいわゆる「絶対的な正しさ」に関する主張を受け入れることはジョーンズタウンの毒を飲み込むこと、つまり民主主義の自殺につながる盲目的な献身であると繰り返し警告してきました。この慣用句を理解すれば、多くのアメリカ人や世界のオブザーバーが、MAGA運動の一部を「単なる政治運動ではなくカルト的である」とみなした理由をすぐに理解できるでます。

Twitter で見る:
上記の Twitter のリンクをクリックしていただくと、don't drink the Kool-Aid は政治的、宗教的、また日常的な会話で使われることがご理解いただけると思います。「盲目的に従うな」「~が言う事を鵜呑みにするな」という意味で使われています。

DeepL や Google翻訳 では Drink the Kool-Aid は「洗脳される」「鵜呑にする」「信じて疑わない」などと和訳されます。政治、宗教、日常における drink the Kool-Aid の使われ方を見てみましょう。

政治的な表現

メディアでは drink the Kool-Aid は政治批判の際に日常的に使われています。
Critics warn MAGA supporters: “Don’t drink the Trump Kool-Aid on election fraud.
(政治)評論家はMAGA支持者に警告する。「選挙不正に関するトランプの洗脳に惑わされるな」と。

Progressives who still defend that policy are drinking the party-line Kool-Aid.
その政策を依然と擁護する革新派は、党の公式見解という洗脳にすっかり染まっている。

宗教

Drink the Kool-Aid は新興宗教に関して使われることが多いですが、近年では米国のトランプ支持の evangelistic churches (福音主義の教会)に関して使われることもあります。
Ex-members say the church makes you drink the Kool-Aid before you question the leader.
脱会者たちは、教会が指導者に疑問を抱く前に信者に洗脳を強いると証言している。

She left the sect once she stopped drinking their apocalyptic Kool-Aid. 
彼女は終末論的なクールエイドを飲むのをやめた途端、その教団を去った。 

日常会話

 日常会話では、誇大広告や怪しげなダイエット・運動法、フェイクニュースなどを批判したり、注意を促したりするときに使われます。
Everyone’s buying this crypto—don’t drink the hype Kool-Aid.
みんなこぞってこの仮想通貨を買っているが、誇大宣伝の洗脳に惑わされるな。

My friends are all obsessed with that diet; I’m not drinking that Kool-Aid.
友達はみんなあのダイエットに夢中だけど、私はその洗脳には乗らない。

「クールエイド」について

出典: Walmart.com

クールエイドは、人気の粉末ドリンクの素です。1袋で、1.9リットルの水に200グラムの砂糖を加えてドリンクを作ります。着色料のせいで、舌が染まってしまうことを覚えています。沖縄の本土復帰前、私が子供の頃住んでいた浦添市の商店では一袋 5セントで売られていたような気がしますが、主人は飲んだことはないと言っています。[Amazon で商品をチェック、アフィリではありません]

Don't drink the Kool-Aid を使用することへの批判

近年、このイディオムの使用を避けるべきだという意見があります。この言葉は、ジョーンズタウンから脱出した生存者や犠牲者の遺族の一部から不快感を招いているからです。教団員の死因は青酸カリ入りのドリンクを飲んだことだけではありません。70名以上が毒を注射され、犠牲者の3分の1にあたる304名は未成年者でした。Don't drink the Kool-Aid を軽はずみに使うことは、ジョーンズタウンの惨劇を軽視している印象を与える可能性があります。このイディオムを使うかどうかは、皆さんの判断にお任せします。

記事を書いている最中に発生したニュース

 外部記事 


イーロン・マスク氏のソーシャルメディアプラットフォーム「X」は、先週金曜日(11月21日)、偽情報対策の一環として、ユーザーに実在の位置情報とアカウント作成場所の表示を義務付ける新機能をリリースしました。

X(旧Twitter)の新たらしい透明性機能により、MAGA や「アメリカ・ファースト」を推進する多数の著名アカウントが、実際にはロシアやナイジェリア、インド、タイなどの国々に拠点を置くユーザーによって運営されていることが明らかになりました。

MAGA になりすましたこれらの海外アカウントには、多くの米国人フォロワーがおり、トランプ派の人々のイデオロギーに影響を及ぼしていました。彼らはまさに、ニセ MAGA の Kool-Aid を飲んでいたのです。

参考にしたページ:

Photo by  Denys Gromov from Pexels (画像の飲み物は多分普通のカクテルですが、クールエイドに近い色だったので選びました。)

AIとの共同作業:記事の舞台裏

今回の記事は、昨年書き始めたものの、なかなか完成できなかったものです。英語でかろうじて理解していることを、日本語で意味と使い方を説明するのは難しかったので、今回はGrokに頼る部分が大きかったです。例文はすべてGrokが提供したものです。

DeepLに記事の添削と例文の日本語訳をしてもらいました。Google翻訳で例文の和訳を比較するために利用しましたが、DeepLの和訳をこのページに掲載しました。

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