2020年6月17日

Have trouble で「つまづき」「苦手」を表現する



have trouble という表現を使って「苦手である、つまずいている、困っている事柄」を表現することができます。この表現は先生が生徒を、上司が部下を評価するときによく用います。


「困りごと」という意味の trouble


Trouble には色々な意味がありますが、今回は名詞形の「苦手である、つまずいている、困っている事柄」という意味の trouble と have 「~がある」との組み合わせの表現をご紹介します。学習、仕事、運動など毎日の暮らしの中でうまくできないことや苦手なことを表現するために使われます。

外来語の「トラブル」の定義(もめごと、いざこざ、紛争)にこだわらずに、柔軟な気持ちでお読みください。Have trouble は日常会話によく登場するので、理解しておきたい表現です。

「どうしてもできない」


子供の頃から苦手だったことや本質的にできないことを表現するときに使われます。普段の生活の事柄を表現するときは現在形を使います。表現のパターンは

have + trouble + 現在分詞句
I have trouble making friends in a new environment.
私は新しい環境で友だちを作ることが苦手です。

Mikey has trouble sitting still in class.
マイキーは授業中にじっと座っていることがなかなかできません。

He has trouble talking to his boss without getting nervous.
彼は緊張せずに上司と話すことがなかなかできない。
Twitter 検索結果: having trouble talking
Grandpa has had trouble using chopsticks since the injury.
おじいちゃんは怪我をして以来、お箸がうまく使えなくなっている。
 ※この例文の  has + had trouble の時制は現在完了形です。過去のある時点の出来事(怪我をして以来)から継続している状態(お箸が使えない)を表しています。

手こずっている


機械の操作がわからない時、手順が覚えられないときなど、今すぐに助けやアドバイスを求めるときには現在進行形を使います。

be + having + trouble + 現在分詞
I am having trouble opening the hatch.
ハッチを開けるのに手こずっています。

We're having trouble understanding your instructions.
私達はあなたの指示が理解できずに困っています。

He was having trouble operating the new machine.
彼は新しい機材の操作に手こずっていました。
Twitter 検索結果: have trouble opening

具体的に困っている箇所を示す


家庭や教室、職場などでアドバイスや助けを求めるときによく使う表現です。ゆびで指し示したり、具体的に困っている箇所を表現して、このパターンで表現します:

be + having + trouble + with + 目的語
I am having trouble with this.
ここが理解できません。

Mr. Kouno, I am having trouble with this paragraph.
コウノ先生、この段落がよくわかりません。

I am having trouble with this step.
この段階がうまくできません。
Twitter 検索結果: having trouble with this

通知書や勤務評定で使われる


Have trouble は先生や上司が生徒や部下を評価する時よく使われる表現です。
Masumi had trouble with distance learning but she thrives in a classroom environment.
マスミさんは遠隔学習ではつまづきを見せましたが、教室の環境では本領を発揮します。

Mr. Ando still has trouble with his communication skills but his programming skills more than make up for it.
安藤くんはまだコミュニケーションのスキルは劣っているが、プログラミングのスキルがそれを補っている。


Photo by Retha Ferguson from Pexels


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