2020年5月17日

"Thanks a lot" は皮肉に聞こえることもあります

Thanks a lot.


言い方にもよるのですが、"Thanks a lot." と言うと、感謝のことばにではなく皮肉に聞こえることがあります。



近年意味が変わった


わたしは "Thanks a lot."というお礼が好きだったので、近年このことばは皮肉を込めて使われことが多くなっていてとても残念に思います。

かつては、Thanks a lot, Obama. というサイトで、オバマ大統領への感謝のサイトではなく、皮肉たっぷりにオバマ政権を批判していました。(後から気がついたのですが、これはリベラルの人による保守の人を皮肉ったサイトでした。)

最近 Twitter では Thanks a lot, Trump を含む皮肉たっぷりのツイートを見かけます。

Twitter 検索結果:Thanks a lot, Trump.

日本語の「偉いことをしてくれましたね」が言い方によって脅しにも、称賛にも聞こえるのに似ています。

誤解されない言い方


    会話でThanks a lot. というのはさほど問題ありません。満面の笑みで、心から感謝をして言えば絶対に皮肉だと思われることはありません。


    皮肉っぽい言い方は次のようなイントーネーションです(⤴は強調する、⤵は強調しない):

    Thanksalot.

    逆にフレンドリーで感謝が伝わる表現は:

    Thanksalot.

    強調の仕方がよくわからない方は
    • 少し裏声を使う
    • 少し大きな声で言う
    • Thanks の後に一呼吸おく
    • うなずきながら言う
    • 笑顔でいう
    のいずれかをするといいでしょう。周りの人に聞いてもらってどれが一番フレンドリーなのか聞いてみるのもいいかもしれません。

    代わりに使える言葉


    Thanks a lot. の代わりに、次の表現がいかがでしょう?

    Thanks a million.
    沢山の感謝。

    I can't thank you enough.
    (十分な)御礼の言葉がみつかりません。

    Thank you so much.
    本当にありがとう。


    Photo1 by Andrea Piacquadio from Pexels, Photo 2 by Scott Snyder

    再編集した過去の記事には upcycled というラベルが着いています。

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    Orig. 10/11/14 4:45 AM

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