今回は「ホルモン」の英語表記と説明についての記事です。Hormone
と表記すると、あまり食欲がわかない理由も。
「ホルモン」が連想させるもの
初めて「ホルモン焼き」と書いた看板を見たときにどういう料理からわからず、「ちょっと気味が悪い」と感じたことを思い出します。
ホルモンは英語の
hormone のことだと思い、料理を想像するとホルモンを分泌する
内分泌器や
腺(リンクをクリックして Wikipedia
で画像を御覧ください)を調理しているような気がしました。
そう思ったのは私だけではありません。この記事のためにリサーチをしていると私と同じような印象をつけた男性の記事を見つけました。:
Self-Taught Japanese | “Horumon Yaki”: Do the Japanese really eat grilled hormones?
「ホルモン」と soul food の語源
ホルモンの語源は関西弁の「放るもん」(捨てるもの)。
内臓は食用の筋肉を取った後の捨てる部分なので
そう呼ばれるようになったということ。
ならば、英語表記は誤解を招くhormone よりも、 horumon と表記したほうが良いと思います。メニューに
Barbecued
Hormones
と書いてあっても、気味の悪い珍品にしか見えないので注文する外国人は少ないと思います。
米国の南部で臓物は奴隷に与えられた食材。臓物の料理は次第に進化して今では
ソウルフードと呼ばれるようなっています。
英語の表現
米国では chitlins という料理がありますし、日本の
motsunabe
(モツ鍋)や、韓国の
gopchang (コプチャン) も人気なので臓器の料理に抵抗はありません。
これらは英語の臓器の料理名です。右側の[画像]のリンクをクリックしていただくと、日本の「ホルモン」と呼べるお肉の画像を見ることができます。
ホルモン焼きレストランの店主の方は表の右側のリンクをクリックをして画像をチェックしてみてください。取り扱っている種類のお肉に近いものの名称を看板やメニューに載せるといいでしょう。
店内表示
今回ご紹介した表現の内で私が一番オススメするのは、variety meat です。Pluck
は少々専門的な言葉に聞こえますし、organ meat
はなんとなく「人間の臓器提供」を想像します。
次のようにローマ字と英語で表記したら、抵抗を感じる人は少ないかもしれません。Grilled variety meat は網焼きのホルモン焼き。
Horumon Yaki
Grilled Variety Meat
調理法は
などがあります。
Photo source:
Ocdp (Creative Commons)
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