I'm cheering for the Dolphins!
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Cheer for our swimming team.
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「エールを送る」を英語でどう言うのかよく聞かれますが、結論から言うと、同じ意味の英語表現やありません。Send a yell というのは和製英語なので、海外の方には伝わりません。今回は実際にネイティブスピーカーが使う表現をご紹介します。
この記事は2つのぺージに分けました。
「応援する」は英語でどういう?
「エールを送る」を英語に send a yell
と訳して使っても多分通じません。私も最初は意味がわかりませんでした。「応援している」というより、「怒鳴っている」いる印象があります。一般的には
cheer という言葉が一般的です。
前置詞の on
と組み合わせると、「最後まで、または、すっと応援する」という意味です。
パターン: cheer + 目的語 + on
We cheered our team on.
私達はチームを応援した。
Even though the team was behind 10 to 2, the crowd kept cheering them on.
チームは10対2でリードされていましたが、観客は応援し続けた。
Cheer と for と組み合わせると「~を応援する」という意味です。
パターン: cheer + for + 目的語
I am cheering for the Dolphins.
私はドルフィンズを応援しています。
We traveled here all the way from Oita to cheer for Naoto.
私たちは直登くんを応援するためにはるはる大分からやって来ました。
Be behind という表現もあります。「後ろで見守っている」という感じです。
パターン: be + behind + 目的語
We are behind you 100%。
私達はあなたを応援しています。
Don't worry. We are right behind you.
心配しないで。私達がすぐそばにいるよ。(応援してる、見守っている)
「エールを送る」に近い英語表現
実は「エールを送る」に近いことばがあります。それは send cheers to です。
Cheer には「応援のことば」という意味があります。オリンピック、ワールドカップなどのスポーツイベントが開催されている時にはツイッター上でこういったメッセージが送られています。
Sending cheers to (team)
(チーム名)へ応援のメッセージを送ります。
Twitter では現在進行系で一人称の文では、I am
を省くのば一般的です。現在形で同じメッセージを表現することもできます。
I send cheers to the
Animal Rescue Team.
動物レスキューチームへ応援のメッセージを送ります。
また、「応援のメッセージを送ってください」というツイートもよく見かけます。
Send cheers to Japanese curling team!
日本代表のカーリングチームにエールを送ってください!
Twitter 検索結果:
sending cheers to (~へ応援のメッセージを送ります)
send cheers to
(応援のメッセージを送ります、送ってください)
元々は send three cheers
古くから合った表現が
Send three cheers
応援の言葉を三唱しよう。
「応援の言葉を三回唱える」と言う意味ですが、日本の「万歳三唱」に近いです。映画やドラマで眼にしたことがあるかと思いますがこんな感じの
コール・アンド・レスポンスです:
MC: Let's send three cheers to the graduates. Hip hip!
Audience:
Hooray!
MC: Hip hip!
Audience: Hooray!
MC: Hip Hip!
Audience:
Hooray! (applause)
司会: それでは卒業生に応援の掛け声を3唱しましょう。ヒップ・ヒップ!
観客: フレー!
司会: ヒップ・ヒップ!
観客: フレー!
司会: ヒップ・ヒップ。
観客: フレー!(拍手)
こちらはエリサベス女王即位60年を祝うダイヤモンド・ジュビリーの記念式典での
Hip Hip Hooray.
Google 検索結果: send three cheers
英語で「頑張れ」とは言わない
日本で応援の意味でいう「頑張れ」は外国人選手には言わないほうがいいでしょう。文化の違いでしょうが、日頃から頑張っている人にそれ以上「頑張れ」ということはしません。
ですので、Do your best.的な掛け声は控えましょう。
お気づきかもしれませんが、「フレー」というのは、応援団長が「フレーフレー、赤組」などとコールするあの「フレー」と同じです。
Wikipedia によると、Hip hip の語源は諸説ありますが、Hooray
はモンゴル語を雄叫びが元になっているようです。
Photo by:
Dave Mark
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Edited: 2020/05/21 h1
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