今回は「オープンキャンパス」や「保護者参観日」の英語表現をご紹介します。Open
campus には国によって違う意味を持つので、米国で使われる表現をご紹介します。
日本の「オープンキャンパス」とは
日本語のWikipediaによると、
オープンキャンパスとは、
学校法人がその学校へ入学を希望・考慮している者に対して、施設内を公開し、学校への関心を深めて貰おうとする、入学促進イベントの一種。
しかし、米国で open campus はちょっと意味が違います。
米国での open campus は「帰宅する許可」
米国で open campus というのはこの様な制度です。:
- お昼時間に生徒が家に帰って昼食を取ることができる
- 授業のない時間は帰宅してもいい
どちらも high school
(9年生から12年生の生徒が対象)に実施さます。私が通ってミッションスクールでは申請をすれば、お昼に家に帰って昼食を取ることができました。
英語の open campus は「生徒が自由に出入りできる制度」という意味だととらえてください。
うちの学校では授業がない時間は図書室で
study hall (実習)しなければならず、帰宅することは許可されませんでした。Study
hall で宿題もせずにおしゃべりばかりしていたことを今でも悔やまれます。
この定義は英語の辞書には出てきませんが、Google
で検索すると、米国の高校の制度についてお読みいただけます。:
ヨーロッパでの open campus
ヨーロッパでの open campus は
study abroad(留学)と同じ意味で使われます。夏休みの間などに、海外の学生が学べる短期のプログラムを表します。
Open campus のまとめ
Open campus の意味の違いを表にしました:
Open Campus の意味の違い
地域 |
意味 |
日本 |
学校見学回 |
米国 |
生徒が昼食時間に帰宅を許可する制度 |
カナダ
ヨーロッパ
|
短期海外留学制度 |
日本の「オープンキャンパス」の使い方は和製英語というよりは、日本のイディオムととらえてもいいかもしれません。
「オープンキャンパス」は英語で open house
英語の Wikipedia によると、
An open house is an event held at an institution where its doors are
open to the general public to allow people to look around the institution
and learn about it.
「オープンハウス」とは(教育)施設が門戸を開いて、一般の人に見学して、施設について知ってもらうためのイベント。
とのことですが、このように補足しています:
an open house at the average school is not intended for general members of
the public but rather, specifically, for the parents and family members of
the students who either attend or are considering attending a school
平均的な学校では、オープンスクールは一般へ学校へ公開するというよりは、学校に通っているか生徒や、通うことを考慮している学生の保護者や家族に向けてのイベント
ということで、
「オープンキャンパス」も open house
高校や大学が主催する「オープンキャンパス」も open house といいます。
My friends and I went to an open house at the local
university.
友達と一緒に地元の大学のオープンキャンパスに参加した。
参観日の例文:
My dad took a day off from work to attend the open
house at my school.
父は年休を取って学校の参観日に来てくれた。
Duck Duck Go 画像検索: school open house
Twitter で大学の open house イベントが告知されています。:
Twitter 検索結果:
university "open house" event (大学 オープンキャンパス イベント)
Photo by
Jopwell from
Pexels
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