今回は日本人と米国人での
yacht
(ヨット)のイメージの違いについて書いたかなりニッチな記事です。
想像と違う!
「朝ごはん」という言葉で思う浮かぶのはどんな料理ですか?トーストとコーヒー?コーンフレークと果物?お味噌汁とご飯?
人は言葉を耳にするとそれを頭の中で思い描き、実際が想像と違うと小さな違和感が生じることがあります。Yacht
(ヨット)という言葉を聞いて思い浮かぶ船は日本と米国では大きな違いがあります。
「ヨットスクール」のヨット
ちなみに
yacht の発音は「
ヤートゥ」です。
ひところ話題になった
ヨットスクールがありましたが、スクールのニュース映像に登場した乗り物を見て私は「
日本人はこれをヨットと呼ぶのか!」と驚きました。
英語ではあのような船は
sailing
dinghy
と呼びますが、「ディンギースクール」だと印象が薄いので、「ヨットスクール」と名付けたのには納得が行きました。
Twitter 検索結果: sailing dinghy
米国一般的なヨットのイメージ
多くの欧米の映画やドラマで、ビジネスで成功して大金を手にした男性がヨットを買いたいくなる、というシナリオがあります。
そういうときに想像しているのは、このような船です。
米国人が yacht
と聞いて思い浮かべるのは船上パーティーを開くことができる24メートル以上の船。こういうヨットは正しくは
luxury
yacht(
英語のWikipedia)ですが、普通は略して
yacht
と呼ばれます。
さて、小さいヨットはなんと呼ばれているでしょう?
Boat
日本でよく見かける、
若大将が乗っていそうな「ヨット」は英語では
boat
や
sailboat
と呼ばれています。
しかし、日本で「ボート」というと行楽地で見かけるような「
手漕
ぎの小さな船」を思い浮かべる方が多いと思います。
この画像の船は yacht と呼ぶには十分です。ただこの船の所有者が boat
と呼べば、とても好印象に見えます。これを見た米国人は
That's a beautiful yacht!
素晴らしいヨットですね!
と感激して言うでしょう。大きめな船でも boat と呼ぶのは謙虚さを感じます。
もちろん、日本人同士でヨットの話をすることがあれば、
これまでの表現を変える必要はありません。
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