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バージンロード
この記事のタイトルから「バージンロード」という言葉は正しい英語ではないことがお察しいただけるかと思います。
Wikipediaによると、バージンロードは
「日本の結婚式場業界が名付けた和製英語である」
とのこと。私も多分結婚式場の業界の用語だろうと思ってました。ライスシャワーもしかり。
「バージンロード」ということばを初めて聞いたのは1990年代だったと思います。芸能人の結婚式がテーマのテレビ番組でした。その時「うわっ!また変な和製英語が広まるのかな?」と懸念しましたが、その通りになりました。
さて、実際英語で「バージンロード』どういうのでしょうか?
Wedding aisle
正解は、wedding aisle もしくは、 the aisle です。発音は 「アーイル」です。
Google 画像検索: the aisle
多分、「バージンロード」の名付け親の方は、辞書で調べてみて、wedding aisle という言葉が日本人にはあまり受けないと判断したのでしょう。確かに、「結婚の通路」というと、あまりピンと来ないかもしれません。
(2018年10月1日追記)
この記事は3年前に書きましたが、ウェディングアイル、は全く普及してません。でも普及させたいです。ちょっと提案なのですが、
「
Wedding aisle |
普通は "the aisle" といいます。伝統的には、花嫁と父親と歩きますが、、最近では、花嫁の母や兄、叔父、お世話になった上司などと歩くこともあります。花嫁の希望が優先されます。
用語をまとめてみましょう:
the aisle バージンロード
The aisle was strewn with rose petals.
バージンロードにはバラの花弁が散りばめられていました。
walk the aisle バージンロードを歩く (walk down the aisle ということもあります。)
Mary walked the aisle with her stepdad.
メリーは義父と一緒にバージンロードを歩いた。
I cannot wait for the day I walk down the aisle.
バージンロードを歩く日が待ち遠しいです。
Twitter 検索結果:walk the aisle
give the bride away 花嫁を花婿に引き渡す、託す
I want my mom to give me away.
ママに祭壇で私を引き渡して欲しい。
Dad was teary-eyed as he gave Saki away.
父はサチを託す時、涙目でした。
Usually, the father gives away the bride to the groom.
普通、父親が花嫁を花婿に受け渡します。
Twitter 検索結果:give away the bride
素敵な aisle での場面
この記事を書く切っ掛けは、Father of the Bride Grabs Stepfather So He Can Also Walk Down the Aisle という素敵な記事をFacebook で紹介したことでした。日本人の友達のために、記事のタイトルを訳した時に、「バージンロード」という言葉を使わざる負えませんでした。
Delia B. Blackburn |
花嫁の父が義父(母親の再婚相手)の手を取って共に花嫁とバージンロードを歩いたという、感動的なお話です。
海外の方が聞くと
海外の方が日本人は the aisle のことをバージンロードというと知ると、多分「へー、そういう風に言うのか」と納得することでしょう。とても東洋的というか、日本的な表現に聞こえます。「日本女性は結婚式の日まで処女をたもっているのか」とあるぬ誤解をするかもしれません。
SNSやメールで結婚式のことを英語で報告するときは、わかりにくい virgin road ではなく、 the aisle や the wedding aisle を使うほうがいいと思います。
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