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日本語を英語に訳すときに主語がはっきりしないため困ることがあります。英語は命令文でない限り主語が必要なので、文脈から想像して加えなければなりません。「危険です」「座ってはいけません」などを英語の訳し方について考えてみましょう。
主語を間違えると意味も変わってしまう
先日テレビで東京のわかりにくい英語表記の貼り紙が話題になっていました。[詳細]
危険なのでここに座らないでください。
× You are dangerous. Do not sit here.
「あなたは危険。ここに座らないでください。」と訳してありました。察しのいい外国人の方ならすぐに理解できるかもしれませんが、母国語が別の言語の方には難解かもしれません。こんなわかりにくい貼り紙をするのはおもてなしの心に反しているような気がします。
笑い話で済めばいいですが、ポスターを理解できなくて危険な目にあってしまったら取り返しの付かないことになります。
主語がないセンテンス
「危険です。」の主語はなんでしょう?
英語で主語のないセンテンスとされるを見てみましょう。
It is raining.
雨が降っています。
It is too hot to go for a walk.
散歩に行くには暑すぎます。
It was already dark.
もうすでに暗くなっていた。
「危険です」も英語では主語がないセンテンスとされるので、主語は it になります。
It is dangerous.
危険です。
英語のポスターは簡潔さが重要視されるので、It is dangerous. よりも Danger と表現されることが多いです。「座らないでください」も Please を使わないシンプルな命令文が好まれます。
このように表示すれば、効果的でしょう:
Danger.
Do not sit here.
危険。
ここへ腰掛けないでください。
危険。
ここへ腰掛けないでください。
トップの画像の Caution (注意)でもいいかと思います。
(上記の番組の詳細はこちらのブログで。)
英語のポスターのルール
ネイティブスピーカーにお願いできないのでしたら、英語の貼り紙のルールを理解してください。こちらの記事にも書きましたが、
1. 簡潔に
2. 命令文でOK
「危険なので」と説明をしなくていいです。画像のように目立つ赤や黄色を使って、Caution! Warning!(警告!)+やってはいけない行為(Do not sit here!)を命令文で表現します。
頭をぶつける危険があるので、座らない方がいい場合はピクトグラムを使って説明したほうが効果的でしょう。
Source: A Safety Picture is Worth a Thousand Words
FreeSignage.co.ukというサイトには無料でダウロードできるポスターがあるのでぜひチェックしてみたください。
東京のオリンピック招致サイトがが海外の記者に酷評されたことが記憶にあたらしいですね。
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