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年末が近づくと、他県や海外に住んでいる家族や友人がふるさとへ帰ってきます。今日は帰郷に関する表現を紹介します。
遠くに住んでいる家族や友人が自分が暮らす故郷へ帰郷する場合
生まれ育ったふるさとにまだ暮らしている人の家族が帰郷するといいたいとき、例えば「姉が来月沖縄に帰郷する」と言いたいときによく使われている表現が、
× My sister is coming back to Okinawa next month.ですが、これは間違いです。Come back というのは他県や海外の住宅を引き払ってふるさとへ戻ってくるという意味です。
一時的な帰郷なら、こう表現します。
❍ My sister is coming home to Okinawa next month.
姉が来月沖縄へ帰郷します。
Mai is coming home in May.
マイは5月に帰郷するんだって。
現在住んでいる場所から帰郷する場合、動詞は go を使います。
I went home to Kumamoto for the summer. (~夏の間、~夏休みで)こう表現すれば、短期的な滞在だと言うことが伝わります。
夏の間、熊本へ帰っていた。
Fred is going home for Christmas.
フレッドはクリスマスに帰郷するんだって。
友たちが自分の住んでいる町に帰ってきてる/遊びに来ている場合
友人知人があなたの住む街へ帰郷しているときや、遊びに来ているときには be in town と言います。住んでいるのが町でも村でも市でも town と表現します。Be back in town という表現は嬉しさが伝わります。
I heard that Koji is back in town.
コージが帰ってきてるって聞いた。
They will be in town until the end of the month.
彼らは月末までここにいるらしい。
She is coming to town for Christmas.
彼女がクリスマスにここに帰ってくるらしい。
My college professor is in town on vacation.
大学時代の教授が休暇で町に滞在している。
「島に来ている」という表現
沖縄などの島へ「他の市町村に来ている」人についてはbe on island と表現します。ちょっとネイティブっぽいですよね。
My favorite band will be on island next Saturday. (もちろんwill come to Okinawa でもOKです。)For the holidays は「年末年始」という意味です。厳密にはクリスマスからお正月の期間ですが、日本の年末年始と同じ使い方で大丈夫です。
私の大好きなバンドが来週の土曜日に島へ来る。
My best friend is on island for the holidays.
親友が年末に島に帰っている。
帰郷を終えて他県や海外に帰る場合
I return to Nagoya tomorrow.
私は明日名古屋へ戻ります。
My brother returned to LA yesterday. I miss him so much.
兄ちゃんが昨日ロスへ帰っちゃった。とても寂しい。
バックホームという表現について
「バックホーム」という和製英語が生じさせる混乱が以前から気になっていました。
多くの日本人が帰郷に関して話すときにまず「バックホーム」という言葉を使ってしまいます。
バックホームとは野球に関する和製英語で、「守備側の選手が,走者をアウトにするために球を本塁へ投げること」らしいです。しかし「バックホーム」は英語で野球のことを話している時でも、帰郷の話をしている時にもネイティブ・スピーカーには通じません。
I went back home. というと、「一度家を出たけど、またすぐに戻った。」という意味です。
この記事を書いた日本人による英文ブログなどでわかりにくい back home という表現をよく目にするからです。この機会に「帰郷」に関する正しい英語を学んでいただけると幸いです。
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