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「ショックだった」状況を正しく表現する形容詞 ~ Was upset

A man looking at bills in his house with a woman and being stunned.

日本では、さまざまな感情が「ショックだった」と表現されることが多いように感じます。この表現を使うことで、日本語を話す際の表現力が少し損なわれているのではないかと考えることもあります。そこで今回は、「ショックだった」の代わりに使える具体的な表現をご提案し、英語の同等表現も併せてご紹介します。


英語では、感情は何かからの影響を受けて起こると考えるため、感情を表す動詞は受動態で表現されることが多いです。ですので、今回の記事の英語の例文はすべて、was ~ や felt ~ という具合に受動態になっています。

「がっかりした」

楽しみにしていたイベントがキャンセルになった、大好きだったファーストフードのメニューアイテムが販売中止になったなど、たくさんの「がっかり」があります。英語では was disappointed と表現します。

日本語を話さない人の印象:がっかりしたときに「ショック」で表現すると、それを軽い失望(がっかり)ではなく、極度の驚きとして解釈するかもしれない。
I felt disappointed when the event was canceled after I had spent weeks preparing for it.  
何週間もかけて準備してきたイベントが中止になったとき、私はがっかりしました。

「傷ついた」

誰かの言葉や行動が原因で、感情的な痛みや悲しみを経験した場合、「ショックだった」と表現するよりも、「傷ついた」と表現したほうが気持ちがより的確に伝わります。英語では be hurt や felt hurt という表現が使われます。まるで心が怪我をしたようなイメージ?

日本語を話さない人の印象:この状況で「ショックを受けた」と言うと、他の人には個人的な感情的痛みではなく、驚きを感じているように解釈される可能性があります。
I felt hurt when my friend forgot my birthday after we’d talked about it the week before.
1週間前に話したばかりなのに、友達が私の誕生日を忘れていたので、私は傷つきました。

「唖然とした」

驚きのあまり、一時的に言葉を失ったり、固まってしまうとき、人は「唖然」としています。英語では stunned と表現します。あの「スタンガン」の stun です。スタンガンで攻撃されると、体が突然強烈な衝撃を受け、一時的に動けなくなり、状況を理解したり反応したりすることができなくなるそうです。唖然としているときの状況に少し似ていますよね。

日本語を話さない人の印象:この用法は「ショックを受けた」に近いですが、深い感情を抱くというよりは、凍り付いたり不意を突かれたりすることを強調しています。
I was stunned by how suddenly my plans changed due to the unexpected news.
予期せぬニュースのせいで私の計画が突然変わってしまったことに私は唖然としました。

「動揺する」

ある状況について悲しみ、イライラ、または苦しむことを英語で upset といいます。悲しみなのかイライラなのか、苦しいのかを言い表せないときにも使います。

日本語を話さない人の印象Upset は「ショック」に近い表現ですが、深い感情を表す「ショック」とは異なり、upset は凍り付いたり不意を突かれたりすることを強調しています。
We were upset when we found out our favorite cafe was closing.
お気に入りのカフェが閉店すると知り、私たちは動揺しました。

「悲しむ」

ある出来事や認識によって軽い悲しみや不幸を経験する様子を英語では saddened と表現します。

日本語を話さない人の印象:悲しんでいる状況を「ショックだった」と表現すると、他の人にはその反応がより劇的または突然だったような印象を与える可能性があります。悲しんでいる場合は、「ショック」ではなく saddened を使うほうが適切です。
I was saddened by the news that the park would be redeveloped, erasing childhood memories.
公園が再開発されるというニュースを聞いて、子供時代の思い出が消えてしまうような気がして悲しくなりました。

Photo by Mikhail Nilov 

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