2021年3月25日

恩着せがましくない「支援している」「指導している」という意味の動詞句


お仕事やボランティア活動の中で人を支援や指導している方に使っていただきたい低姿勢で優しい英語表現をご紹介します。英作文、自己紹介、SNSのプロフィールにおすすめです!


Work with という表現


お仕事やボランティア活動の中で「(人に)支援や指導をしている」ということを英語で work with と言います。どちらかというと、「ともに頑張る」というニュアンスです。

もともと work with は「~と一緒に働く」「~を使ってモノ作りをする」という意味で、とくに句動詞として英字辞書には出てきません。

バイデン大統領と吃音の少年


しかし最近では work with に目的語として「奉仕活動の対象者」を組み合わせて使われることが増えてきました。最初に気づいたのは2020年にバイデン大統領が選書運動の最中に吃音の少年と出会ったことを回想しているニュース記事を読んだときです。自分と同じチャレンジを持つ人が大統領に立候補すると知って少年はぜひバイデン大統領に会いたかったのだそうです。それを聞いてバイデン氏は少年の父親に連絡先を教えてほしいと言いました。

冒頭の動画ではバイデン大統領とブレイデンくんの交流を見ることができます。
Because there's about 25 stutterers that I continue to work with.
なぜかというと私は25人の吃音者を指導しているので。

それまではこの表現を気にも止めませんでしたが、バイデン氏の言い方がとても優しく聞こえました。吃音者に teach や help しているのではなく、work with (ともに努力する)と表現したのです。

ツイッターで調べると、ボランティアだけではなく、教師、カウンセラー、警察官など色々な分野のプロに幅広く使われている表現だと気づきました。

Twitter 検索結果:

実際に使ってみよう

仕事やボランティアで人の支援、指導をしている方は、自分の職業や活動について話すとき、英作文を書くときに work with を使うと好印象を与えることができます。
I volunteer once a week at the community center. I work with children with learning disabilities.
私は週一回コミュニティーセンターでボランティアをしています。学習障害を持つ子どもたちを支援しています。

I am a social worker and I work with single parents.
私はソーシャルワーカーで、シングル・ペアレントの支援をしています。

I work with people who want to overcome their alcohol addiction.
アルコール依存を克服したい方々の支援をしています。

I am a computer programmer. On weekends, I work with disadvantaged children who need access to computers.
私はコンピューターのプログラマーです。週末はコンピューターへのアクセスを必要とする恵まれない子供たちを支援しています。

Photo by Vanessa Garcia from Pexels

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