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「なぜヤドリギの下でキスをするのだろう?」~ 映画でよく見るクリスマスの習慣 ~ mistletoe

今回のテーマは「mistletoe(ヤドリギ)」とクリスマスの関係についてです。欧米の映画でこんな場面を目にしたことがあるのではないでしょうか。 冬の夜、街のクリスマスの明かりがきらめく中、二人は並んで歩いていた。   ふと見上げると、頭上に小さな緑の枝が吊るされている。   「これ、ヤドリギ?」と彼女が首をかしげる。   「キスしていい?」と彼の瞳が問いかけた。  一瞬の沈黙の後、冷たい風が頬を撫でる。   彼女は微笑んでそっと目を閉じた。   彼は勇気を出して顔を近づけ、2人の唇が重なった。  

「窓を少し開ける」と英語で表現する

Crack a window

部屋の換気をするために時々窓を開けて空気を入れ替えることを心がけたいものです。今回は「窓を少し開ける」というイディオムをご紹介します。

Open a crack


Open a crack は「少しだけ開ける」という意味のイディオムです。ここでの crack は、「ヒビを入れる、割る」という意味ではなく、「(ドア・窓・板などの)わずかな開き」という副詞として使われていて、a little の類似語です。

この表現は室内や自動車などの中など、窓が開けられる場所で使うことができます。
A. Please ventilate your room several times a day.
B. But it's so cold.
A. Just open a crack for a few minutes.
A. 一日に数回部屋の換気を行ってください。
B. とても寒いんですけど。
A. 数分間窓を少し開けるだけで十分です。
大抵は open の後に目的語の door か window が続きます。
A. It is so stuffy in here.
B. Let's open the window a crack and let in some fresh air.
A. この部屋の空気がむんとしている。
B. 窓を少し開けて新鮮な空気を取り込もう。
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別なイディオムと混同しているバージョン


私の好きなイディオムに crack open ~ があります。「(飲み物が入った缶や瓶)を開ける」という意味です。このイディオムで crack は小気味の良い「カチャッ」という音も表していると思います。
crack open a beer
ビールの栓を抜く、缶ビールを開ける

crack open a bottle of champagne
シャンパンの線を抜く

crack open a bottle of Coke
コカ・コーラの瓶を開ける
同じような意味で、 crack open a window や crack a window などと言う人は少なくありません。これらの表現は辞書には出てきませんが、口語として使う分には問題ないかと思います。
A. Who farted?
B. I did.
A. Don't just sit there. Crack open a window.
A. おならしたの誰?
B. 僕。
A. もたもたしないで、窓を開けろ。

A. I burned the dinner.
B. Don't worry. I'll order a pizza. Crack a window, will you?
A. 夕飯を焦がした。
B. 心配しないで、ピザを注文するから。窓を開けてもらっていい?

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普通に窓を開ける場合


画像のように窓を開ける場合は open the window と表現します。
Draw the curtains and open the window.
カーテンを引いて、窓を開けて。
今日知ったのですが、Wiktionary によると draw the curtains はカーテンを開く場合も、閉じる場合も使えるようです。窓のカーテンが一枚なら、単数形の curtain にします。

Photo by Tatiana from Pexels


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