2020年8月7日

#黙祷 と共に使いたい英語のハッシュタグ

#LestWeForget
戦争、災害、事故など、たくさんの命が失われた日の記念日に SNS への投稿に #黙祷 というハッシュタグが使われてれいることがあります。今回は意味は違いますが、同じように使われている英語のハッシュタグをご紹介します。

#黙祷


Wikipedia によると 黙祷 は「何がしかに声を立てずに祈る行為」ですが、以前の記事でもご紹介した通り、米国では observe a moment of silence と表現します。無宗教者を疎外しないよう「祈る」という言葉を避ける傾向があります。

日本人が #黙祷 というハッシュタグを付け加えるように、米国では #LestWeForget を使います。

#LestWeForget


Lest we forget は「忘れてはいけない」「風化させてはならない」という意味。日本の #黙祷 と同じく、政治的な含みや怒りの感情はなく、亡くなった方を悼むための表現です。

以前は戦没者のみに使われいましたが、最近ではアメリカ同時多発テロハリケーン・ハービーのようなテロや災害の被害者への追悼のメッセージにも使われるようになっています。

#LestWeForget には個人ではなく「多くの命が失われた」というニュアンスがあります。

広島、長崎への原爆投下の記念日には世界中から SNS に #LestWeForget のハッシュタグ付きのメッセージが寄せられます。

Twitter 検索結果: 
(ハッシュタグの順番はさほど重要ではありません。)

2020年は原爆投下75周年、2021年は福島原発事故から10周年なので、このようなハッシュタグが使われました。

Twitter 検索結果: 

 関連記事 
今回は「黙祷(もくとう)を捧げる」に関する英語表現をご紹介します。式典などでの進行の表現は2007年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件後、Star Tribune紙に掲載された「黙祷台本案」を参考にしました。

Photo by Pixabay from Pexels

にほんブログ村 英語ブログ アメリカ英語へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿