2020年5月15日

She is a great dancer. ~ 自分の得意や苦手を表現する



今日は「~が得意」「~が苦手」という表現についてお話します。ネイティブスピーカーがあまり使わない ~ is good at や is poor at の代わりになる表現をご紹介します。

is good at ~ing よりも is a good ~er


ダンスが上手い女性を

△She is good at dancing.
△彼女はダンスが上手い。

と表現することができますが、ネイティブスピーカーは次のような言い方をすることが多いようです。

○She is a good dancer.
○彼女はダンスがうまい。

Google で検索すると、is a good dancer が is good at dancing の約3倍でした。(モバイルでご覧の方はブラウザーの「デスクトップ画面」を選択すると、ヒット数を見ることができます。)

表現 ヒット数
She is good at dancing 275,000件
She is a good dancer 808,000件 


OK, Good, Great


Good は「うまい」、OK は「普通」で、「とてもうまい」場合は great といいます。

OK
普通
< Good
まあ、うまい
< Great
うまい

褒め言葉の例文です。

My brother is a great guitarist.
兄は素晴らしいギタリストです。(=兄はギターが得意です。)

My sister Saiko is a wonderful writer.
姉のサイコは素晴らしいライターです。(=姉のサイコは文章を書くのが上手です。)

My dad is the world's best cook.
父は世界一の料理人です。(=父の料理は最高です。)

I think I am an OK pitcher.
ぼくはまあまあピッチャーだと思っている。

Sam is a hard worker. 
サムは働き者です。(=サムはがんばり屋さんです。)

結構うまい


自分のことを Pretty good というのは「結構いい」とか「以外にうまい」という表現なので、ちょっとだけ謙遜が入っています。他者のことを pretty goodと褒めると、「想像以上にうまい」という印象になります。

I think I am a pretty good tutor.
自分は結構いい家庭教師だと思っている。

I was surprised that she is a pretty good artist.
私は彼女は結構いいアーティストだと(気づいて)驚いている。

ちょっと不得意


不得意な場合は I am poor at~ ~というのはやめましょう。間違っている英語ではないので、poor という言葉は「貧困」というイメージが先になってしまい場を暗くします。Poor はどちらかと言うと、先生や上司など権威のある人が評価をするときに使う表現なので、自分に対して使い表現ではありません。

「~が下手だ、苦手だ」と英語で言いたい時は否定文に変えるといいです。

I am not a very good singer.
歌がとても苦手です。

Much of は「かなりの」という意味の副詞なので、これを使った否定文で表現する方法もあります。

I am not much of a runner.
あまり走るのは得意ではないです。

Can ~ と褒める


もう一つの褒め方は can ~ です。

Wow. He can cook.
わぁ、彼は料理が上手いね。

I didn't know she can dance.
彼女がダンズがうまいとは知らなかった。

この2つの表現は日本の「御主できるな」みたいなとても一目置いている印象です。大いに使いましょう。一人称にすれば、自画自賛するときにも使えます。
これらの表現は話す時はアクセントが重要となります。Can ではなく、主語と 動詞の原型を強調します。Can を強調すると、「できない」と言っているように聞こえてしまいます。正しいイントネーションと意味が通じた時の喜びをぜひ知ってほしいです。
 
He can dance.

「できない」ではなく「しない」


逆に、can't~ は「まったくだめ」ということをあまり見下したり、自虐的にならずにいうことが出来ます。

I know. Your sister can't sew.
知ってる。あなたのお姉さんは裁縫が苦手よね。

I can't cook.
私は料理が全然だめ。

ただ、アメリカ人は「外国語ができない」、「車を運転できない」など、潜在的な能力とは関係なく、状況が整っていなくてできないことや、やるつもりがないという理由で「できない」ことには can'tではなく、don't で表現します。

I don't speak Chinese.
私は中国語が話せません。

I don't drive.
私は運転ができません。

I don't drink.
ぼくはお酒を飲みません。/私はお酒が飲めません。

日本語の「できない」と英語にcan'tは少し意味が違うこともあるのですね。

Photo by connalee

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Edited: 2020/05/5 Rewrote, H1, div (old ver had 550 hits)

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