2020年1月9日

「始めましょう」という意味のイディオム ~ Let's do this.

スペースシャトルが発射する瞬間


あけましておめでとうございます。令和2年最初の記事です。

今回は「始めましょう」という意味のイディオムをご紹介します。職場や、学校、家庭で、使える表現を選びました。すべての表現は Let's ではじまります。


Let's get started


Get started には「行動に移る、緒につく」などの意味があり、意欲や勢いが感じれれる表現です。Let's start は日常的な「始めましょう」という意味の表現なのに対して、let's get started は一年のはじめ、新学期最初の授業、セミナーの一日目、新規プロジェクトのスタートなど、大きな筋目に使われることが多い表現です。
Let's get started, shall we?
それでは、はじめましょうか?
また、長い挨拶や説明の後に、メインの課題や活動に入る前にも使われる表現です。
Okay, enough explanations. Let's get started.
はい、説明はここまで。さっそく始めましょう。


Twitter 検索結果: Let's get started, shall we?

冒頭の動画は「マペット・ショー」という番組のテーマソング。「音楽を流し、照明をつけて、マペッツに会いに行く時間だ」という楽しい曲です。「メイクをし、身だしなみをしっかりして、カーテンを上げる時間が来た」と巣付きます。その中で高揚感が伝わる歌詞が:
It's time to get things started on the Muppet Show tonight.
さあ、今夜のマペット・ショーを始める時間が来た。
Get things started という表現は「やることがたくさんある」ことが伝わります。



Let's get this show on the road


Let's get this show on the road は「仕事に取りかかる、活動を開始する」という意味。(Weblio 辞書に出ていたことに感動!)直訳すると、コンサートやお芝居を演じる旅を始めるというような意味。

準備が整って、いつでも始められることができた状態で「始めよう!」と言うときに使います。もちろん、ショーだけではなく、

  • お店のグランドオープン
  • 初めてのプレゼン
  • 商品の初出荷

などにも使うことができます。
A. It's 5 minutes to opening time.
B. OK! Let's get this show on the road!
A. 開店5分前です。
B. よし!始めよう!

Twitter 検索結果:Let's get this show on the road


Let's do this


Weblio 辞書の Let's do this! の定義は「よっしゃーーーー!!!!」となっていて、くすっと笑ってしまいましたが、すばらしい訳し方だと思いました。最後に !  (感嘆符)になっていなければ「これをしましょう」というフラットな表現になります。

「はじめよう!」という表現としても、「そうしよう!」という返事としても使えます。
A. Let's get this show on the road.
B. OK! Let's do this.
A. 始めよう。
B.よっしゃーーーー!!!!

Twitter 検索結果:Let's do this!


英作文やエッセーにもおすすめ


今回ご紹介した表現は英作文や、エッセーにもおすすめです。Call to action (行動喚起、たとえば、災害地での支援、温暖化に対する活動、弱者の権利を守るためのイベントへの参加など)がテーマの英文の最後に使うと、とても印象に残り効果的です。

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