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Mother and daughter bonding. |
たまにCS放送で古い日本のドラマを見ていると、最近は耳にしなくなった和製英語が登場します。今では新しい言葉に変わった表現や、不適切なってしまった表現があり、時代を感じます。
スキンシップ
学生時代に「スキンシップ」という言葉を聞いたときに、クスッと笑ったのを覚えています。英語では skin(皮膚)という言葉は美容や皮膚科関連以外では「ポルノ」という意味があるからです。たとえば、skin-flick は「ポルノ映画」、 skin-magは「ポルノ雑誌」という具合に。
「スキンシップ」は誤解を招きやすい和製英語なので、外国人には使わない方がいいかもしれません。英語で「こどもと触れ合う」という表現は性的な印象を与えることがあるのでそういう表現は控えましょう。
性的なニュアンスがない snuggle という単語がおすすめです。「気持ちよく横たわる」「寄り添う」という意味です。親子、夫婦、恋人同士、人間とペットにも使えます。
The kids snuggled on the sofa while watching a pirate movie.
子供たちはソファで寄り添って海賊映画を見ていた。
I was in bed with a fever and my cat came to snuggle with me.
「親と子のふれあい」と言いたいのなら、英語にぴったりなあります。それは bonding と言います。名詞形は bond 1c で「きずな」「縁」の意味があります。Bonding をMerriam Webster Dictionary(英語の辞書)で調べると:
the formation of a close relationship (as between a mother and child or between a person and an animal) especially through frequent or constant associationと出ています。
頻繁もしくは継続した関わりを持つことによって密な関係を形成する(母と子、人間と動物など)
Bonding は「母と子」以外に「兄弟」「ペット同士」などにも使われます。肌のふれあいだけではなく、一緒に楽しい時間を共有する、など広い意味があります。
日本でいう「家族サービス」の意味にも近いです。
The boys spent the day bonding with their stepfather.
少年たちは新しいお父さんと親密な1日を過ごした。
Camping is great for family bonding.
キャンプは家族サービスに最適。
My husband is in the living room bonding with our new baby.
主人はリビングで赤ちゃんと密な時間を過ごしています。
Mother and daughter bonding. (トップ画像のキャプション)
母と娘のふれあい。
Google 画像検索: bonding with family(仲良くしてる家族の画像)
ヒステリー
その昔いろいろの女性の病や神経疾患が female hysteria (女性ヒステリア)と診断され、正しい治療を受けることができず市に至ることも少なくありませんでした。女性ヒステリアの症状は失神型めまい、神経過敏, 性欲、不眠症、むくみ、不眠症、お腹の張り、息切れ、食欲や性欲不振、「トラブルを起こす傾向」など、男性医師の理解の範囲を超えるものでした。女性ヒステリアで、精神病院に入院させられることもあったようです。
こういった黒い歴史のある表現は英語日本語に限らず、老若男女、誰の精神や健康状態に関して使わないようにしましょう。
おすすめの表現: meltdown, freakout
Meltdown は元々「原子炉の炉心溶融」のことですが、最近 have a meltdown は「キレる」「癇癪(かんしゃく)をおこす」という意味で使われます。前兆がなかったり、原因もわかりにくいことが多いです。自閉症の子供のコントロールできないパニックのこともよく meltdown(メルトダウン) と表現されます。
My daughter had a meltdown at the supermarket.
娘がスーパーでかんしゃくを起こした。
The manager had a meltdown when he was asked a question he was not ready for.
店長は予想していない質問をされて、切れてしまった。
Freakout は「薬物による幻覚症状」を意味していましたが、最近では meltdown と同じような意味で使われます。ただし、meltdown とは違い、freakout の引き金は結構明白で不安、驚き、恐怖等です。名詞としても動詞としても使えます。
When my dog jumped out of the bushes, I had a major freakout.
うちの犬が茂みから飛び出した時、私はかなりパニクった。
When I had my first car crash, my parents freaked out.
初めて車をぶつけた時、両親はかなり激怒した。
オールドミス
「オールドミス」は「結婚適齢期を過ぎても結婚していない女性」という意味の和製英語です。「ミス」という敬称自体米国英語では以前使われなくなりました。現在の世界の経済状況では結婚したくても、結婚できない人の方が多いような気がします。
「オールドミス」に近い英語表現は存在します。それは spinster です。元々は 「糸を紡ぐ人」という意味だった単語で、熟練が必要な主にっ女性が従事した職業で社会的地位も高かったようです。[ソース]Spinster の仕事がなくなっても、「結婚していない女性」という意味でこの単語が残ったようです。
おすすめの表現: single, unmarried
欧米では面接や申請を出す時意外に、日常生活で人に結婚しているか尋ねるのは失礼とされています。ですが、自分から marital status (結婚歴)を話すのは自由です。一番おすすめなのは single ということば。「独身」という意味でも、「離婚している」、「恋人がいない」という意味でも使えます。
I am single at this moment.
現在私はシングルです。
She's single. Why don't you ask her out?
彼女は今彼氏がいないんだって。デートに誘ってみたら?
Unmarried は日常会話おすすめではないですが、必要に応じて使ってください。書き言葉として使うことが多いです。
He remained unmarried until he retired.
彼は定年まで独身を通した。
My aunt died unmarried.
叔母は独身のままなくなりました。
参考にしたページ: Merriam Webster |Where does the term spinster come from?(Spinster の由来、画像あり)
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