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「裁判」「審判」以外の意味の judge ~ Don't judge me!

Don't judge me.

Judge と言う動詞は「裁判する」「審判する」「批判する」などの意味はおなじみだと思います。日常英語では、違う意味で使われることがあります。

Don't judge me. 


Don't judge me という表現は Chris Brown のヒット曲としてご存知の方も多いかと思います。



この曲にはこのような歌詞があります:
だから、僕を judge しないで
僕も君を judge しないから
でなければ、(僕らの関係が)美しくなる前に
醜くなってしまうから
(いつも下手くそな和訳ですみません。
実際の英語の歌詞は検索してくださいね。)

こういう judge の使い方を最近良く耳にします。もちろん、この使われ方は「審判」でも「審判」でも「批判」でも当てはまりません。

Merriam-Webster Dictionary の judge の 4a の定義がしっくり来ます:
to form an estimate or evaluation of ...  especially to form a negative opinion about 
~に対して、評価や査定をする … ネガティブな意見を形成するため
日本語で言うと、「批判的な目で見る」「見下す」「悪い方へ決めつける」という意味になります。動画の曲の歌詞は

  • 「僕のことを(悪く)決めつけないで」
  • 「そんな目で見ないで」
と訳せばいいと思います。

Google 画像検索: Don't judge me.

もっと軽い意味の Don't judge me.


Twitter などの SNS では
  • 「僕/私が変な人だと思わないでね。」
  • 「この発言だけで僕/私を決めつけないでね。」
  • 「笑わないでね。」
という意味で使われます。たいていはおふざけで使われますが、ときに140字の制限のなかで書いた言葉が間違った解釈をされて、炎上することを防ぐための防衛線だってりします。

こんな軽いノリでも使えている例文を御覧ください:

Twitter 検索:  Don't judge me.

(They were) sitting there judging me.


They were sitting there judging me.
みんな僕/私を批判的な目で見ていた。
英語のドラマやテレビによく出てくるセリフです。十代の若者、マイノリティーの男女、ドラッグ常駐者など、世間が厳しい目で見たしまうような登場人物が不当に差別や批判を受けたことを話すときに使います。

日常会話でこの表現を使う場合もあります。
  • 海外を訪れてその国の習慣に迷った時、
  • 見た目が派手だけど、実はとても真面目な人、
  • 行き慣れない店で不安になった時、
  • 暖かく迎えてくれない新しい知り合いの人々の態度に戸惑ったとき
  • 競争率の高い職場への面接
など色々なシチュエーションに使うことができます。

私がこの記事を書くきっかけは Cracked という英語のユーモア/パロディーサイトの記事 I Ate At The World's Best Sushi Restaurant.(世界最高の寿司店で食事をしました。)日本の「すきやばし次郎」で食事をした体験談に対して、こういったコメントがありました。
Maybe I'm just not a gourmand, but I'd never pay hundreds of dollars for a high intensity session of shoving fish in my mouth while a stern elderly Japanese man silently judges me.
僕が大食家(おおぐい)ではないからかも知れないが、数百ドルをかけて、厳しい老人に静かに judge されながら、魚を口に詰め込む猛烈な「立会」をする気はない。
外国人にとっては店の人に厳しい目で見られている印象なのですね。ツッコミどころが一杯の記事ですが、多くの日本人にとっても回らない寿司のお店は敷居が高いですよね。

本当に批判的な目で見られてなくても本人が大きなストレスを感じているときに使われます。

いろいろなオンライン和英辞書で調べてみましたが、まだこの使い方は載っていません。英語で辞書でチェックすることをお勧めします。


Photo by Gerd Rohs via Pixabay

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