2016年3月15日

同じセンテンスを色々な時制に変化させてみた。 I have breakfast at 7:30.



遊び半分で同じセンテンスをいろいろな時制で表現したらどうなるか見てみたくなりました。I have breakfast at 7:30. (7:30に朝食を摂ります) を変化させてみましょう。


今回の動詞は「摂(と)る」という意味の have です。原形が have, 現在分詞が having、過去分詞が had。完了形の have と組み合わせて have had やhad had という表現も登場します。

まずは、現在形。 (動詞の原形)


現在形の「現在」は「今の瞬間」ではなく、「ここ数日」「今年」「高校卒業後」など、広い意味の「現在」を表します。現在形は普段の習慣、普遍的なこと、決まり事などを表現するときに使われます。
I have breakfast at 7:30.
私は(毎日)7:30に朝ごはんを摂ります。
現在形には「毎日」「いつも」「普段」という意味が含まれます。


現在進行形 (be動詞 + 現在分詞)


現在形と違って、現在進行形は今の瞬間を表現することができます。しかし、例文には 7:30 という時間が含まれているので、この場合は、「近い将来」のことを表現しています。日本語に訳す時は、「~するつもり」または、「~することにした」訳します。
I am having breakfast at 7:30.
朝食は 7:30 に摂るつもりです。
現在進行形は近い未来の予定やまだはっきりとは決まっていない予定を表現するのによく使われます。

過去形 


過去形は動作や状態が終わっていることを表現します。
I had breakfast at 7:30.
7:30 に朝食を摂りました。
このセンテンスは一日の出来事の中で食事をはじめた時間を表しています。


過去進行形 (過去形be動詞 + 現在分詞)


過去進行形に時間の要素が含まれていると、過去のその時間にしていたkとを表現できます。
I was having breakfast at 7:30.
7:30には朝食を摂っていました。
刑事ドラマで、容疑者のアリバイを証言する時によく使う時制ですね。もちろん日常の生活でもよく出てくる表現です。

未来形 (will + 動詞の原形)


未来形の will + 動詞の原形や、 am + 現在分詞ははっきりと決まっている銅座や状態を表現するときに使います。上記の現在進行形は「~するつもり」とちょっと軽めですが、未来形は「~します」と断言しています。
I will have breakfast at 7:30.
私は(この後)7:30に朝食を摂ります。
強い決意や、変わる可能性のない予定は未来形で表現します。

未来進行形 (will + be + 現在分詞)


未来進行形に時間の要素を組み合わせると、未来のその時間にしている事柄を表現しています。
I will be having breakfast at 7:30.
7:30には朝食を食べています。
未来の予定や行動を表現するときに使われる時制です。ブログ、メール、SNSなどに旅行の日程を書き込むときに活用しましょう。

現在完了形 (have + 過去分詞)


現在完了形は過去に始まってしばらく続いた事柄を表現するときに使います。しかし、例文のようにピンポイントな時間の要素があると、「~したことがある」という経験を表現しています。
I have had breakfast at 7:30 before.
過去に7:30に朝食を摂ったことがあります。
このセンテンスはたとえば「今までに一番早く朝食を摂ったのは何時?」というような質問に対しての答えに使えます。日常的には、「~したことがある」「~を経験したことある」というような表現に使います。 

過去完了形 (had + 過去分詞)


過去完了形は現在完了形の過去バージョンです。過去のある時点で、経験していたことを表現しています。
I had had breakfast at 7:30.
(それまでに)私は7:30に朝食を摂ったことがあった。

現在完了進行形 (have + been + 現在分詞)


普通、現在完了進行形は過去に始まって現在まで続いていることを表現します。しかし、ピンポイントな時間の要素がある例文では「最近は〈時間に〉~している」という意味になります。
I have been having breakfast at 7:30.
(最近は)7:30に朝食を摂っています。
7:30に朝食を摂るという生活がしばらく続いている、ということを伝えています。また、今までと生活習慣が変わったという意味にも使えます。

未来完了形 (will + have + 過去分詞)


未来完了形は未来のある時点で完了しているだろうことを表現します。
I will have had breakfast at 7:30.
7:30までには朝食を摂り終えているはずです。
未来の予想によく使う時制です。

未来完了進行形 (will + have + been + 現在分詞)


未来完了形進行形は未来に完了することがある時点でどれくらい経過してるのかを表現する時制です。
I will have been having breakfast for an hour by 7:30.
7:30 には朝食を摂り初めて一時間立っているだろう。
例文を変化させるとちょっと不自然な表現になりますね。普通はこういう表現に使います:
I will have been working for 25 years by 2030.
2030年には僕が就職して25目になっているだろう。

時制は日常会話に不可欠です


英語講師をしていた頃、時制の大切さをうまく伝えられなかったことがとても心残りです。テストのために勉強して、後は忘れていいものだと捉えている生徒が多かったような気がします。

今回の記事で伝えたかったのは、日常会話では色々な時制を使うということです。「した」「していた」「してことがある」「しているだろう」は時制を変えて表現します。正しく時制を使えば表現力が広がるし、ネイティブスピーカーに言いたいことを伝えることができます。

私は、難しい単語をたくさん覚えるよりも時制を使いこなすことが英語でのコミュニケーションには需要だと考えます。

(あ、でも未来完了進行形はあまり使う機会がないかもしれません。)


Photo by P.R.

この記事を書くにあたって、englishpage.com を参考にしました。記事を書いている間に段々わけがわからなくなった時に、とても役立ちました。感謝です。

関連記事: 英語日記 - 時制の使い分け


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2 件のコメント:


  1. とてもシックリと理解できました

    本では読んでいて理解したつもりになるのですが 
    1ページにまとまって書かれていて嬉しいです

    現在、海外におり英語を勉強しております

    沖縄だいすきです

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  2. 嬉しいコメント、ありがとうございます。

    時制の使い分けは一見難しそうですが、一度理解したら、とても便利でおもしろいものです。それを使えたくてこの記事を書きました。

    いずれ be 動詞バージョンも書こうと思っています。

    返信削除