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子供のサッカー会場の看板
画像はオーストラリアのラジオ局の Facebook ページにアップされていたものです。
Please remember.
These are kids.
This is a game.
The coaches are volunteers.
The referees are human.
This is not the World Cup.
注意:
対戦しているのは子供です。
ただのゲームです。
コーチはボランティアです。
レフェリーも人間です。
ワールドカップではありません。
Please remember. 注意
「注意」と訳しました。直訳すると、「忘れないでください。」「心に留めておいてください。」となりますが、日本では立て看板にはそういう表現はしません。単刀直入に「注意」と書いたほうが日本らしいと思いました。
These are kids.対戦しているのは子どもたちです。
原文では「これは子供たちです。」ですが、ちょっと意味がわかりにくいかと思って言い換えました。試合中の子どもたちが目の前に試合している間に立てられる看板なので成り立つ表現だと思います。日本語で、「対戦しているのは子どもたちです。」という方が伝わりやすいでしょう。
This is a game. ただのゲームです。
この表現は訳すのに時間がかかりました。ここでの game には二つの意味があります。一つは日本でも同じ「遊び」。もう一つは、「球技の対戦」。This is a game. には「これはただの遊びです。」と伝えようとしています。
The coaches are volunteers. コーチはボランティアです。
子どもたちを指導しているチームのコーチはほとんどがボランティア。感謝してしましょうと促しているような気がします。
The referees are human. 審判も人間です。
チームのコーチの方々同様、審判もボランディアであったり、僅かな報酬で試合を判定しています。人間であるがゆえ、間違えることもあるので、大目に見ていただきたいというメッセージが含まれています。
This is not the World Cup. ワールドカップではありません。
この看板のねらい
たぶん、ここまで読んでいただければ、お察しが付いているかと思いますが、この看板は子どもたちの保護者に向けられています。厳密にいうと、いわゆる helicopter parents (日本でいう、モンスターペアレンツ)への忠告です。
子どもたちは楽しく遊んでいるつもりでも、helicopter parents にとってはワールドカップ級の一大事なのです。我が子の出番が少なければ、コーチに抗議して、判定が気に入らないと審判に食って掛かります。
こういう立て看板が必要になるくらい、保護者の過熱ぶりが問題になっているのでしょう。子供にとって模範になることをすっかり忘れてしまっている親たちがスポーツの楽しみを子どもたちから奪っているのです。
日本でこのような注書きが必要にならないことを願っています。
Photo source: 2GO 107.7 Facebook page
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