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「なぜここにいるの?」と英語で尋ねる ~ What are you doing here?

旅先などで意外な人に会ったとき、つい「なんでここにいるの?」と聞いてしまいたくなります。このような場合、英語では What are you doing here? と尋ねるのが一般的です。

トランプ政権のニュースに登場する旬なイディオム (4) ~ Living rent-free in one's head

Grayscale image of man looking out of window into the city.

トランプ大統領の前政権にスタートした「トランプ政権のニュースに登場する旬なイディオム 」ですが、今回で4回目を迎えます。Living in one's head は当時から広く使われていた表現ですが、今政権でも重要なキーワードです。

「執着」を表すイディオム live rent free in one's head

Live rent free in one's head は直訳すると「家賃を払わずに~の頭の中に住んでいる」となりますが、これだけで多くの方は意味が理解できるかと思います。「~に執着する、~のことが頭から離れない」という意味のイディオムです。前トランプ政権以来よく見聞きするようになりました。

2017年にトランプ氏が大統領に就任した瞬間から、14期にわたり下院議員を務めた Nancy Pelosi (ナンシー・ペロシ)はトランプ氏の直接の対抗馬となり、就任後100日目に彼女を「狂っている」「無能だ」と嘲り、弾劾や捜査をめぐる本格的な確執にまでエスカレートしまた。

Live rent free in one's head の使い方

Live rent free in one's head をセンテンスで使うときの注意点は主語が執着の対象の人物や事柄で、 head の所有格は執着している人の名前か所有代名詞です。

主語 所有格
Pelosi lives rent free in Trump's head
 Pelosi lives rent free in Trump's head
ペロシはトランプの頭の中で家賃を払わずに住んでいる。(=トランプはペロシに執着している。)
Twitter で見る: lives rent free in 

トランプ大統領の頭の中で家賃を払わずに住んでいる人々

ニュースや SNS でご存知かもしれませんが、こちらはトランプ大統領が執着している人々の一部です。名前の日本語はその人の Wikipedia のページにリンクしてあります。トランプ大統領の彼らに対する発言の詳細は、下部の新聞のリンクでお読みください。

Taylor Swift テイラー・スウィフト

米国のシンガーソングライター。トランプ大統領は、テイラーが民主党候補を支持した後、トランプ大統領は執拗に返し彼女を攻撃し、彼女が自分にとって常にイライラする存在だと示唆する SNS 投稿や暴言を繰り返してきた。

時事通信 (2025年5月17日): 米人気歌手に敵意むき出し トランプ氏、政権批判受け

Joe Biden ジョー・バイデン 

アメリカ合衆国の政治家、弁護士。同国第46代大統領。バイデン氏は前任者であり政敵でもあるため、トランプ氏の批判の的となっており、しばしば様々な国家問題の原因として扱われている。

毎日新聞 (2025年4月30日):トランプ氏、1~3月のGDP悪化は「バイデンのせい」 責任押しつけ"

Kamala Harris カマラ・ハリス 

アメリカ合衆国の政治家、法律家。同国第49代副大統領 ハリス氏は民主党の著名人でかつての対立候補として、トランプ氏の怒りを頻繁に買っており、トランプ氏は演説やオンラインで彼女に執着している。

朝日新聞 (2024年8月30日): 「私はカマラよりルックスがいい」 容姿に執着するトランプ氏の心理

Nancy Pelosi ナンシー・ペロシ 

アメリカ合衆国の政治家。民主党所属の下院議員(14期)。ペロシ氏が議長を退任して何年も経った現在でもトランプ大統領が同氏に言及し続けているのは、同氏がトランプ大統領の政策に反対してきた役割のせいで依然として執着していることを示している。

ロイター・ジャパン (2021年1月9日): ペロシ氏、トランプ氏制止へ軍制服トップと対話 「不安定で危険」

トランプ大統領によるファウチ博士への、特に新型コロナウイルス対策に関する公の場での攻撃は、同博士がトランプ大統領の精神に永続的な影響を与えていることを示しており、インタビューなどでその影響がしばしば再浮上している。

毎日新聞 (2025年2月23日) | トランプ氏、コロナ対策で対立したファウチ氏も警護対象から除外

日常会話でも使える live rent free in one's head

Live rent free in one's head は必ずしもネガティブな表現ではありません。また「執着する」以外に「頭から離れない」という意味で使うことができます。
That catchy song from the coffee shop lives rent free in my head. I can’t stop humming it. 
カフェで流れてたあのキャッチーな歌、頭から離れません。ずっと口ずさんでしまう。

My coworker’s bad joke lives rent free in my mind. I laugh every time I think of it. 
同僚のダジャレ、頭から離れないよ。思い出すたびに笑っちゃうんだ。

That rude customer from last week lives rent free in my head, making me replay the argument every night. 
先週の失礼な客が 私の head の中で rent free で住み続け、毎晩その口論を脳内で再生してしまう。

AIとの共同作業:記事の舞台裏

当初は living rent free in one's head と TACO (Trump Always Chickens Out) の2つのテーマについての記事を書く予定でしたが、2回に分けたほうがいいことに気づきました。トランプ大統領の頭の中に家賃を払わない人で住んでいる人たちは「例えば~」と文の中でと軽く述べる定でしたが、彼らの焦点を合わせるほうがいいと思ったところで、この記事がとても長くなると思いました。以前ならこのようなリストを作るためには2,3時間のリサーチが必要でしたが、Grok は瞬時にできるので、私は記事の構成と "live rent free..." を説明するをことに専念しました。

    Google Docs | Discussion with Grok about "Living rent free ..." post (公開しました。)

次回の予定:次回の drinking the Kool-Aid についての投稿をお楽しみに!トランプ政権のもう一つのイディオムで、2025年10月4日~11日頃に公開予定です!

Photo by Pixabay 
 
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