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天気予報と日常会話での違い
「雨が激しくなる」と英語で表現する場合、天気予報士と一般人では違う表現をすることに今朝気づいたのでさっそく記事にすることにしました。
天気予報士の場合
天気予報やニュース記事で強い雨を表現するとき、形容詞は
heavy (定義2a:(量・程度など)猛烈な,激しい.)を使います。
There
may be
ではなく、There will
が使われているのが興味深いと思います。あくまでも天気予報なので、確実に降るわけではないことを理解していただく上での表現です。:
There will be heavy rains in the mountain region.山岳地帯では大雨が降るでしょう。
Twitter 検索結果:there will be heavy rains
動詞の
expect (他動詞1dの定義〈…することを〉予期する,〈…する〉つもりである)も天気予報で使われます。「大雨が降るのでそのつもりでいてください」というような意味です。
Expect some heavy rains this weekend.今週末は大雨が降るでしょう。
Twitter 検索結果:expect some heavy rains
ツイッターでこの表現を使った投稿をチェックしていただくと一般の方も使っていることがわかりますが、天気予報で見聞きした情報を伝えている場合が多いです。
Some を使う理由、rainが複数形の理由
Some heavy rains という表現について。Some が使われている場合、強い雨は
- 全域で降るわけはない
- 降り続けるわけではない(時々止む)
と解釈でき、それなりの雨具の用意を促すための表現です。
Rain と rains の違いは、rain はピンポイント、一部の地域に降る雨、rains
は広域に降る雨だと捉えてください。
Heavy rains の対義語
Heavy の対義語は
light なので、小雨は light rain(s) と訳すことができます。
Expect light rains tonight.今夜は小雨が降るでしょう。There is some light rain in Shibuya.渋谷では小雨が降っています。
一般人の場合
日常会話で「雨が激しく降っている」という場合
hard
という副詞(副詞2aの定義)を使います。Hard は 動詞形の rain
(降る)を修飾しますが、名詞形の rain (雨)に関しては使いません(例:✕ hard
rain)
It is raining hard.雨が激しく降っています。
A. Is it still raining hard?B. Yes, it is. Let's call a cab.A, まだ雨は強く降っている?B. 降ってる。タクシーを呼ぼう。
Twitter 検索結果:
Raining hard の対義語
Raining hard の対義語はなんでしょう?動詞形でも名詞形でも
drizzle
です。
動詞形:
A. Is it still raining hard?B. No, it is drizzling now.A, まだ雨は強く降っている?B. いいや、小雨になっている。
名詞形: Drizzle はあまり主語としては使われません。
The rain is now a drizzle.今は小雨になっている。
We closed our umbrellas and walked in the drizzle私達は傘を閉じて小雨の中を歩いた。
Twitter 検索結果:
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