2021年4月14日

Crossroads というややこしい単語

A crossroads

Crossroads というややこしい単語をご紹介します。「人生の分岐点」という意味と、物理的な分岐点について。

「分かれ道」は crossroads


人生の「分かれ道」「分岐点」などという意味の crossroads は複数形でなければいけないということはご存知でしょうか?Crossroads というのは道が2つ以上に枝分かれしている、または複数の道が合流している状態なので、複数形で表現します。

しかし、ややこしいことに、crossroads につける冠詞は単数形 a です。
We are at a crossroads right now.
私たちは今人生の分岐点にいます。

I am at a crossroads. I can fulfill my dream of going to college or I can stay at a well-paying but unsatisfying job.
私は分岐点にいます。大学に行きたいという夢を叶えるか、満足ではないが給料の良い仕事を続けるか。
ツイッターでの使用例を確認してみましょう。:

Twitter 検索結果: at a crossroads


なぜ単数形の冠詞?


単語の違いを説明する英語のサイトによると、crossroads が単数形扱いなのは、「枝分かれする複数の道」という意味の他に、「複数の道が分岐(または、合流)する地点」を表しているからだのだそうです。下の画像の○の部分です。


単数形の crossroad


単数形表記の crossroad はどういう意味なのでしょう?

物理的な交差点、分岐点を構成している道のいずれかということになります。

あまり crossroad の単数を見聞きしたことがなかったので、存在すら知らなかったのですが、使うとしたら次のように「枝分かれしている道のいずれか一つ(を選択した)」というニュアンスでしょう。:
I took the crossroad that runs through the forest.
私は森の中を通る道を選びました。
しかし、上記の例文では crossroad ではなく road を使っても意味は全く変わりません。

物理的な crossroads   


物理的な分岐点、分かれ道という意味の crossroads は intersection (十字路)と区別するために使われます。道案内する場合、intersection であれば、
  • Go straight 前進して
  • Turn right 右に曲がって
  • Turn left 左に曲がって
と指示しますが、crossroads はたいていフォーク状に分かれているので、「選択する」という意味の take を使います。
  • Take the road on the right/left  右/左の道へ進んで
  • Take the middle road 真ん中の道へ進んで
  • Take the unpaved road 舗装されていない道へ進んで
例文も見てみましょう:

When you get to the crossroads, take the second road from the left.
分岐点についたら、左から二番目の道を進んで。

At the crossroads, I took the newly paved road and found a wonderful farmer's market.
分かれ道で新しく舗装された道へ進んだら、すてきなファーマーズマーケットをみつけた。
Google 画像検索: at a crossroads

参考にしたページ:
WikiDiff | Crossroads vs. Crossroad 

Photo by James Wheeler from Pexels


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