2018年10月10日

惜しいカタカナ表記 ~ ライフワーク、グレーゾーン

Gray area.

今回はカタカナ表記が「あと一歩なのに!」と思った和製英語と正しい英語表現を3つご紹介します。グレーゾーン、ライフワーク、シフトチェンジ。

グレーゾーン


正しくは:grey area

「白でもなく、黒でもない、どっちつかずの領域」という意味のグレーゾーンは英語で grey area と言います。


初めて、グレーゾーンという言葉を聴いた時に(確か、逃げるは恥だが役に立つ」というドラマのセリフでした)、私は「あと一歩で英語と同じだったのに!」と思ったことを覚えています。

Gray area とも表記されますが、検索のヒット数では、 grey area が約3倍多く使われていました。

      I don't think this is illegal but it's in a grey area of legality.
      これは違法ではないですが、合法のグレーゾーンに位置していると思います。

      We are not dating and we are more than just friends. We're in the grey area.
      付き合っているわけではないけど、友達以上な間柄です。グレーゾーンですね。


Twitter検索結果:a grey area

ライフワーク


正しくは:life's work

Life's work は「人生やキャリアを通して取り組でいる、または、取り組んでいた、仕事や活動」ですが、日本のライフワークとほぼ同じ意味だと思います。ただ、英語では life ではなく、所有代名詞の life's と表記します。

My life's work のように所有代名詞で修飾するといい感じですが、professor's, Ms. Yashiro's など所有名詞だと、's が2つ続くので、言いづらいですね。

      This sculpture is my grandfather's life's work.
      この彫刻は祖父のライフワークです。

      Though her novels are more famous, her books of poetry are her life's work.
      彼女の小説があまりにも有名ですが、彼女が書き綴った詩集がライフワークのようです。

Twitter検索結果:his life's work

シフトチェンジ


正しくは:shift gears

マニュアル車のギアを切り変えることを比喩して、シフトチェンジは「これまで作業や会話などを流れをあえて変える」という意味で使われます。英語でも全く同じ意味ですが、shift gears と言います。

      Let's shift gears and talk a little about ourselves.
      少しシフトチェンジして、参加者一人ひとりのことを紹介しましょう。

      I am shifting gears and organizing my work station.
      ちょっと小休止して、ワークステーションの上を整理しようかと思います。


Twitter検索結果:I am shifting gears

Photo by Pixabay

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