2015年4月17日金曜日

Born というのは過去分詞なのです



私は時々、このブログの古い記事を読み直して、再編集したり、追記をしています。とくにこのブログを始めた頃の記事は自分で読み返しても「わかりにくいな」と思ってちょっと恥ずかしくなります。でもそう感じるというのは日本語ライティングが上達したのかな?とポジティブに受け止めています。

昨日、「It's a boy! ~ 妊娠出産に関する英語表現」を読み返してみて、以前から抱いた疑問を思い起こしました。日本人の多くの人は born という単語をなかなかうまく使えていないのだろう?

とりあえず、辞書を調べたら理由がわかりました。それは

過去分詞の born 意外は出産報告にはあまり使われない


なのに、動詞の原形として使う人が多いからです。Bornの原形は、bear です。

  原形: bear   過去: bore  過去分詞: born

「産みました」という意味でbear を使うと、

  △My sister bore a baby girl.
  △姉が女の子を出産しました。

となりますが、あまりこういう表現を見たことがないと思いませんか?

じつは、これはとても古めかしい表現で、私も聖書や、考古学の本、数百年前の小説でしか見たことがありません。おめでたに関しては「死語」に近いかもしれません。日常会話でこの表現を使うと聞き直されるでしょう。「何時の時代の人?」と思ってポカンとするかもしれません。

旧約聖書に出てくる bore の例:

  Genesis 12:2 Sarah became pregnant and bore a son to Abraham in his old age, at the very time God had promised him.
  創世記21:2 彼女は身ごもり、年老いたアブラハムとの間に男の子を産んだ。それは、神が約束されていた時期であった。

最近では、代理出産、犯罪に関連した出産、不倫関係で出産した場合などに関して使われます。「おめでた」で使われることはありません。

Google ニュース検索 "bore a baby"

Had a baby や gave birth to a baby が適切


やはり、「出産しました」は had a baby や gave birth to a baby のほうが伝わりやすいです。

  My sister had a baby girl.
  姉が女の赤ちゃんを出産しました。

  Jane gave birth to a baby boy early this morning.
  ジェーンは早朝に男の赤ちゃんを出産しました。

原形の bear は植物が「実る」という意味ではよく使われます。

  This tree bears a lot of fruit every year..
  この木は毎年沢山の果物を実らせる。

  The years of research is finally bearing fruit.
  長年の研修がやって実を結ぶ。

過去分詞 born が使われることが多い


原形の bear は死語に近いですが、過去分詞 born はバリバリの現役です。

  I was born in Naha city.
  私は那覇市で生まれました。

  Your new brother was born today.
  今日、あなたに(新しい)弟が生まれたのよ。

  A baby girl was born to Susan and Ben.
  スーザンとベンに女の赤ちゃんが生まれました。

出産の話しをする時は原形のbear よりは受動態の was born を広く使われることをご理解いただけたでしょうか?

Photo by leagun

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