2011年9月19日月曜日

Of course, I like chai. 日本人がすこし解釈を間違えている英語

A lovely cup of chai.


I'm sorry.

Sorryというのはgoo辞書 によると
(…を)すまないと思って, 後悔して((for, about ...)
(…したのを)すまないと思って((to do, that節, for doing))
という意味だそうです。

「ごめんなさい」とイコールではありません。"I'm sorry."に一番近いと日本語は「遺憾の意を表明します。」だと思います。

私の日本人の知人には軽々しく"I'm sorry" を使いすぎて、誠意を感じられなくなってしまっている人がいます。goo辞書にもかいてありますが、道でちょっとぶつかったぐらいで "I'm sorry." とは言いません。そういう時は、"Excuse me."(失礼しました。)というのが普通です。

意外に知られていない "I'm sorry." の使い方は「お気の毒に。」という表現です。人に不幸があったときに、"I'm sorry." ということがあります。

  A: My father passed away last week.
  A:先週父が亡くなりました。
  B. Oh, I am so sorry. 
  A:とても残念です。

以前、私の猫が病気で死んでしまったときも友人が "I'm so sorry." と言ってくれました。

No, thank you.

これはライティングではなくスピーキングの領域でしょう。

何度か生徒さんに「いらない」って英語で言ったら、変な顔された。」と言われます。どうやらボランティアしているときにアメリカのスタッフの方にお水をうすすめられた時に、喉が乾いっていなかったので、"No thank you!" と大きな声で言ったらしいのです。「いらないときに No thank you って言ってはいけなかったの?」と生徒は戸惑っていました。

"No thank you" というのは正しいのですが、たぶんイントネーションが間違ました。やんわりと、"No thank you." と No を強調して、一息置いてthank you とやんわりというべきなのに、彼は  you を強調したのでしょう。それだと他のことに聞こえたしまいます。イントネーションを変えただけで、印象が全く違ってしまったのです。

最近、ネイティブスピーカーの中には "No thank you." の代わりに "I'm OK." や "I'm good." という人が増えています。「十分満足です。お構いなく。」というニュアンスです。私も "No" と言わずに断れるので、気に入って使っています。

Don't mind.

英会話の授業で "Do you mind if I smoke?" と尋ねられて、「吸ってもいいですよ。」と言いたい時は "No, not at all." と答えるように学びます。どうしてOKなのに、"No." という答えなのか、不思議ではありませんか?

"Do you mind~" の mind の意味は「~をいやだと思う」です。"Do you mind if I smoke?" は 「たばこを吸ったらご迷惑ですか?」なのです。

他に動詞としての mind の意味は 
「~のことを心配する」「気にかける」I always mind about you.
「従う」Please mind the company rules.
「世話をする」She minded my baby this morning.
という意味があります。

よく日本人はスポーツ選手に向かって「ドンマイ!」という声援をしますが、あれはどういう意味で言っているのでしょうか?多分あのニュアンスだと「心配するな」という意味で使われているのでしょう。

しかし「心配するな」の正しい英語は "Don't worry." です。Mind という単語を正しく言うなら、"Don't mind the strike." (ストライクを気にするな。」でしょう。ちょっと声援にしては消極的に聞こえますよ。

私の提案としては、「ドンマイ」の変わりにこれらのパンチのこの表現はいかがでしょう:
No biggie. (大した問題じゃない。)
高野連の皆様、ぜひ広めてください。

Of course.

ネイティブスピーカーの中には日本人の "Of course." の使い方にイライラした、とぼやく人がいます。私もちょっと経験があります。最近イライラする理由がわかってきました。たぶん日本語の「もちろん」の範囲が英語のものと違うからだと思います。

"Of course."の正しい使い方は:
  1. 相手の提案や誘いに同意するとき: Of course I will come to your party. もちろんあなたのパーティに参加します。
  2. 一般常識なことを言う時: Of course, we paid extra for the special service. もちろん、特別サービスには追加料金を支払いました。
  3. 相手の言ったことに賛成するとき: Of course, we can share a cab. もちろん割り勘でタクシーに乗れます。
Of course というのは「ごもっとも」や「ご承知の通り」と似たような低姿勢な表現なのです。

ネイティブスピーカーがイライラする Of course の使い方は、日本人が一般常識ではないことに対して使うときかもしれません。

  A: Do you use cloth diapers?
  A: 布おむつを使っているのですか?
  B: Of course, I do.
  B: 当たり前です。

Bさんが赤ちゃんに布おむつを使っているということをAさんが知っているはずがありません。そこに ”Of course”というと、「それぐらいも知らないの?」と言われた気分になります。Bさんはこう答えるべきでした: "Yes indeed, I do.”

こういう使い方もよくありません。

  A: Did you like chai?
  A:チャイはお好きでしたっけ?
  B: Of course, I like chai.
  B: 当たり前です。

Bさんは「もちろんチャイが大好きです」と言いたかったのでしょう。でもAさんには「当たり前でしょ。」と聞こえたはずです。Bさんはこう答えるべきでした:"I love chai.”

  A: Did you like chai?
  A:チャイはお好きでしたっけ?
  B: I love chai.
  B: 大好きです。

"Of course, I like chai." と言っていい場面ももちろんあります(of course.)

  A: I didn't know if you liked chai.
  A:君がチャイが好きなのかわからなかった。
  B: Of course, I like chai. 
  B  あなたが思ったとおり、私はチャイが好きよ。

ここでは相手を考えが正しかったと気遣っているので、OKです。

ちょっとニュアンスがわかりにくいでしょうか?でも、これを読んで of course の使い分けがよくわからない方は、しばらく of course 以外の表現をしたほうがいいと思います。

追記(2012.02.05): 「いつも通り」「ご多分に漏れず」と言う意味で of course を使う方も多いようです。次のような表現をしたらいいと思います。どちらも of course でいうと意味は伝わりません。

As usual, we ended up at Mark's bar.
いつものように(最終的に)僕達はマークのバーで集まった。
As with other companies, we are understaffed.
御多分に 漏れず 、我社も人でが足りません。
Just~

日本人は「ちょうど」や「ぴったり」という意味で "Just~”といいますね。これもネイティブの人にとっては難解な使い方です。

衣服が「ぴったりサイズ」という意味の"Just fit"というキーワードでGoogle検索したら約 2,870,000 件 ありました。(ぜひ←このリンクをクリックしてください。)そのほとんどすべてが日本語のサイトでした。と言っているつもりなのでしょうね。

欧米では「(サイズが)ぴったりです」というときには
 "The size is just right"
 といいます。直訳すると「ちょうど正しい」。「ぴったりサイズの」の英語は "exact fit" といいます。

私が言いたいのは、just というのは 「ぴったりの」という意味ではないということです。そういう意味では使わないでほしいです。お願いします。NHKでもこういうふうに使うので辛いです。

Just の使い方には 副詞てしての Just という記事をご覧ください。


この記事を書くにあたって、goo辞書にとてもお世話になりました。皆さんもぜひお使いください。

Photo by Miansari66

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1 件のコメント :

  1. 通りすがりの者ですがとても勉強になりました。

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