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「きっすいの ~」「生まれも育ちも」という意味の英語表現 ~ born and raised

Katsushika born and bred

「生まれも育ちも」という意味の表現は二通りあります: born and raised と born and bred。この2つの表現には微妙な違いがあるのをご存知でしょうか?ふうてんの寅さんにも少し触れます。

何州出身?

英語で出身の県を聞くときには
What prefecture are you from?
何県出身ですか?
と質問します。生まれた県、州などを聞くときに使う動詞は be from です。

米国人同士が初めて会ったときには次の質問をすることがあります。
What state are you from?
何州出身?
「生まれも育ちも ~ です」の英語表現は born and raised です。私ならこう答えるでしょう:
I was born and raised in Okinawa.
私は沖縄で生まれ育ちました。
生まれた場所を強調したい場合は次のように表現します:
I am from Okinawa, born and raised.
私は沖縄生まれ沖縄育ちです。

「きっすいの ~」

生まれ育った場所に対して誇りを持っている人には born and bred (生粋の)がおすすめです。

ドラマと映画の「男はつらいよ」の「ふうてんの寅さん」の名台詞を英語に訳してみましょう:
わたくし、生まれも育ちも東京葛飾柴又です。
I was born and bred in Katsushika Shibamata, Tokyo.
これまで私が努めた職場でよく耳にしたやり取りです:
A. What state are you from?
B. I'm from Vermont, born and bred.
A. あなたはどの州出身ですか?
B. 私は生まれも育ちもバーモント州。
Born and bred を使う人はたいてい満面の笑みで少し胸を張って故郷について話します。このイディオムの bred は「育まれた」というニュアンスで使われます。
A. I was born and bred in Saga.
B. Really!? My husband is from Saga. It is such a beautiful place.
A. 私は佐賀県で生まれ育ちました。
B. 本当ですか?私の夫は佐賀出身です。とても美しい場所ですよね。
ちなみに、私は故郷自慢するのはちょっと照れくさいのでもっぱら born and raised を使います。

Photo by Naomi Shi

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