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「お姫様抱っこ」を英語でどういう?~ princess carry 以外の表現

英語で「お姫様抱っこ」をどういうかご存じですか?Princess carry 以外に米国での結婚の伝統に関する表現をご紹介します。

「~へ連れて行く/来る」と英語で言う

女性のリードで観光地を歩く二人。男性は女性とつないだ手しか写っていない。

今回は「連れて行く/来る」の英語表現をご紹介します。「車で」「徒歩で」などの移動の手段は含まず、どちらかと言うと、「同伴する」「一緒に行く/来る」という意味合いが強いです。


活用変化表


まずは、今回登場する動詞の変化表をご確認ください。

 活用変化表
原形 過去形 過去分詞 意味
bring brought brought 連れてくる
take took taken 連れて行く

「連れて行く」は take ~


英語で「連れていく」というときの基本パターンは:

      take + 目的語 (+ to + 場所)

ただし、目的地が here や there の場合は to は不要です。
You don't look well. I'll take you to the hospital.
体調が悪そうだね。病院へ連れて行ってあげるよ。

A. I didn't know there was an anime museum in town.
B. I can take you there if you'd like.
A. この街にアニメミュージアムがあるとは知らなかった。
B. もし行きたいなら、連れて行ってあげるよ。

「私を~へ連れて行ってくれた」と表現したい時、「私」は目的語にします。
My Uncle Louie took us to the zoo last week.
先週ルイおじさんが私達を動物園へ連れて行ってくれた。

「連れてくる」は bring ~


目的地でのやり取りの場合や、「連れてくる」と表現したいときは、bring を使います。

      bring + 目的語 (+ to 場所)
I brought my new girlfriend to my grandmother's party.
ばあちゃんのお祝いに新しい彼女を連れて行った。

When the patient was brought to the emergency room, she was unconscious and severely dehydrated.
患者が救急へ搬送されてきた時には意識がなく、極度の脱水症状だった。

home の場合は別パターン


Home には「家に」「家へ」というような副詞を含む使い方があります。ですので、「家へ連れて帰って行く/来る」と言うときに前置詞の to は不要です。

      bring/take + 目的語 + home
I took Karl's sister home.
カールの妹を家まで連れて行ってあげた。 

My dad brought Sally and her teammates home for some celebratory pizza.
お父さんはサリーとチームメートたちをお祝いのピザ(を振る舞うために)家へ連れてきた。

Twitter 検索結果: a celebratory pizza

連れてきた目的語が冠詞 a が付いている場合は 次のパターンの方が自然です。

      bring/take + home + a + 目的語
My brother brought home a puppy he had rescued.
弟は保護した子犬を家に連れて帰ってきた。

冒頭の動画の曲のタイトルにも take ~ home が含まれています。日本語に訳すと、「田舎道よ、私を故郷へ連れて行っておくれ。」でしょうか?:



場所が here/there の場合は to は不要


目的地を here や there で表現する場合は to は不要です。

      bring/take + 目的語 + there/here

There や here には home と同じ様に「~へ」が含まれているので、to が不要です。
A. Did you say we have been to this park before?
B. Yes, but you may not remember. I brought you here when you were still a toddler.
A. 私たちは前この公園に来たことあるって言ってたね。
B. そうね、でも覚えてないかもしれない。あなたをここへ連れてきたのはまだよちよち歩きだったから。

The last time he took me there was our first year anniversary.
彼が最後に私を(そこへ)連れて行ったくれたのは、一周年のアニバーサリーだった。

Photo by Yuri Catalano from Pexels

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