「失業中」「求職中」の英語表現とそれぞれが与える印象やニュアンスをご紹介します。また、人の職業をたずれるときのマナーについても触れます。
人に職業を尋ねる場合
知り合ったばかりの人にいきなり「ご職業はなんですか?」と尋ねるのはマナー違反ですが、話の流れで職業を知らないと話の意味が理解できないことがあります。
A: I injured my leg at work last week.
A: I am a carpenter.
A: 先週、仕事で足にケガをしてしまって。
B:わぁ、大変!どんなお仕事をしてるの?
A: 大工なんだ。
しかし、それ以外の場合は相手が仕事の話を持ち出さない限り、あまり職業のことを聞かないほうがいいでしょう。一番の理由は、相手が失業している可能性があるからです。
職業を聞いてしまったときに相手が失業中、求職中である場合、次のように返事をするでしょう。:
In between jobs
I'm in between jobs.
今失業中です。
In
between jobs は「仕事と仕事の間の場所」にいるという意味で、今回ご紹介する表現の中で、前向きで、
一番相手に気を使わせない言い方です。また、あまり詳しく失業までの経緯やこれからを話したくないときにも便利です。今は失業しているけど、前向きに次の仕事を探しているという印象もあり、日常会話に最適な表現です。
I'm in between jobs. と言われたときには仕事以外の話題に移りましょう。天気でもスポーツでもいいので。
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in between jobs
Unemployed
I am unemployed at this moment.
現在失業中です。
Unemployed は「仕事がない、失業中」という意味。公的機関などでサービスや証明書を求めるときに職業を聞かれた場合に使いたい、とてもわかり安い
無機質な表現です。ただフラットに現在の自信の
ステータス (状況)を伝えることができます。
Laid off
最近一時解雇になりました。
Laid off の原形は lay off (レイオフ)ですが、自分の状況を話す時は、受動態の be+laid off と言います。
企業が受注が減ってしまったときに、一時的に従業員を解雇することをレイオフと言います。レイオフが長引くと次の仕事を探す人もいます。
Jobless
I am jobless.
無職です。
Jobless (無職)。今回ご紹介した表現の中では、一番悲壮感がある表現で、絶望や悲しみがひしひしと伝わってきます。他人に対して使う場合は悪口のほうが多いです。
Seeking employment
I am currently seeking employment.
現在求職中です。
日本人にとっては普通な表現に聞こえるかもしれませんが、ビジネス特化型SNSの
LinkedIn に書き込むときには使わないほうがいい表現のようです。
理由は悲壮感があり、焦りを感じさせるからだそうです。企業は焦っている人を持て求めていないし、採用もしないとのこと。
Akiyo Hajime, currently seeking employment.
肇明世、現在求職中。
よりも、
Akiyo Hajime, hairstyling and makeup expert.
肇明世、ヘアスタイリングとメイクの専門家。
と持っているスキルをアピールするほうが高印象ですよね。企業側もこのような前向きさを高く評価します。
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