2016年11月27日日曜日

ヒット曲「母と子の絆」と中華レストランの関係 ~ ネイティブ翻訳を考える



1972年にリリースされたポール・サイモンのヒット曲 Mother and Child Reunion (母と子の絆(きずな))という曲です。当時中学生だった私は、普通に良い曲だと思っていました。しかし、この曲には以外なインスピレーションがあったことを大人になってから知りました。


I was eating in a Chinese restaurant downtown. There was a dish called Mother and Child Reunion. It's chicken and eggs. And I said, I gotta use that one.
Paul Simon            
繁華街の中華レストランで食事をしてたら、メニューに「母と子の再開」という料理があってさ。鶏肉と卵の。直感したんだ、これは使える!って。
ポール・サイモン          

その料理って、親子丼みたいな物だと想像します。原題の Mother and Child Reunion (母と子の再会)が納得できます。




日本語のネイティブ翻訳


上の Paul Simon のことばを自動翻訳で訳すと、次の通りになると思います。

      I was eating in a Chinese restaurant downtown.
      ダウンタウンの中華レストランで食事をしていました。

      There was a dish called Mother and Child Reunion. 
      そこには、「母と子の再開」という料理がありました。

      It's chicken and eggs. 
      鶏肉と卵でした。

      And I said, I gotta use that one.
      そして僕は言いました、それを使わなければならない。


十分理解はできても、どこか無機質で血が通っていない印象がありませんか?味も素っ気もないというか、ロボットが話しいるような感じがします。

翻訳って、言葉を訳すだけでは足りないのではないと思っています。

冒頭のポール・サイモンのコメントの日本語訳は、私が限られた日本語のボキャブラリーで「日本語のネイティブ翻訳」を試みたものです。

今までに見たテレビのインタビューでの氏の話し方を思い浮かべならが、日本語ならこんな話し方になるだろうと想像しながら、ことばを選びました。

Downtown を「ダウンタウン」訳すと、気取った印象になるので、普通目な「繁華街」を選びました.。

And I said を「僕は言いました」と訳すと「誰に?」という疑問がわきます。 I said to myself (心の中で思った)を端折ったのだと感じたので、まず「思った」と訳しましたが、インスピレーション感が足りなかったので、「直感した」と訳しました。

決してうまい文章ではないですが、より人間味があると自負しています。

以上が私の「ネイティブ翻訳」の考え方です。

英語のネイティブ翻訳はまだまだ受け入れていない


これと同じようなことを日本語から英語への翻訳でしたいのですが、中々うまく行きません。

問題点は二つ:
  • ネイティブ翻訳は時間がかかるので、提携している翻訳会社のスタッフに納品日に間に合うように急ぐことを優先したい。
  • 英訳を依頼をいただいたお客様の中には「英文はこうなるだろう」と予想しされ、私が約した文章がそれと違うと、不安になる。
納品した翻訳文がどころどころ添削されることが結構多いです。Buffet が Viking にに変わっていたり、hearty が volumey になっていたり。とてもがっかりします。

思うようにネイティブ翻訳ができないのが現状です。

しかし、ごく稀に「ネイティブ翻訳で」という依頼をいただくので、希望はあると思います。


Top image: source: AZ Quotes

参考にしたページ:
Wikipedia | Mother and Child Reunion



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