2014年7月3日

Never+現在完了形ではなく、Never+過去形の理由 (2)

It was never released.
A movie clapper and a blurry image of a camera
この記事は前回の記事「Never+現在完了形ではなく、Never+過去形の理由 (1)」への補足です。今回はもう少し詳しく説明しようと思います。

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Never は現在完了形以外でも使うことができます。今回は現在形、過去形などいろいろな時制での never の使われ方をご紹介します。時制によって never の日本語の表現が少しずつ違うのが興味深いと思います。

Never+現在完了形と、Never+過去形の違い


さて、上記の記事の今回のテーマはNever+現在完了形と、Never+過去形の違いについてご説明致します。

次の2つの例文を読み比べてください。
a. The film was never released.
b. The film has never been released.
どちらも「映画が封切られることはなかった。」と理解することができますが、2つの例文には微妙な違いがあります。

過去形 + never の例文は「これからも封切られることはない」というニュアンスを含んでいます。
The film was never released.
映画は上映されることはなかった。
現在完了 + never の例文は「これまで、上映されなかった」という表現で、これから上映される可能性を残しています。
The film has never been released.
これまで、映画は封切られていない。
過去形とnever のセンテンスに、補足を加えるとわかりやすいでしょう。
The film was never released. I doubt if it ever will be.
この映画は封切られることはありませんでした。これからも上映されることはないと思います。

The cold never bothered me は宣言?


Let It Go の歌詞の "The cold never bothered me anyway." の歌詞は、「今までも、これからも寒さを気にすることは無い」と断言しています。強がりかもしれません。

副詞の never は過去形の動詞にも、現在完了形の同士にも組み合わせることができます。しかし、それぞれ意味には違いがあります。

Photo by Martin Lopez

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