今回は「恩送り」という意味の pay it forward をご紹介します。
※この記事を理解していただくためにこちらの記事からお読みください。:
「恩送り」という考え
誰かから受けた恩を、直接その人に返すのではなく、別の人に送ること
だそうです。
恩人が情けをかけた相手に「恩返しは不要です」という意味で「恩送り」を提案します。
恩返しをするかわりに他の人に情けを掛けるって素敵なことだと思います。
A. Thank you very much. I will repay your kindness after I graduate.
B. There is no need for that. Just pay it forward.
A. ありがとうございます。 卒業したら恩返しします。
B. その必要はありません。 誰か他の人の力になってください。
もっとカジュアルな中の人との会話:
A. Thanks. I owe you one.
B. No, you don't. Just pay it forward.
A. ありがとうね。 恩に着る。
B. 気にするな。誰か他の人の力になれ。
ドライブスルーでの pay it forward
一頃米国で「ドライブスルーでの pay it
forward」が話題になりました。ファストフードのドライブスルーで会計する際次の車の客の分も支払う運動です。私の記憶ではコロナ禍で見ず知らずの人をいたわりたいという考えから始ったのでは、と思います。
美談に聞こえますが、実は店側にとっては会計が複雑になり、負担になっていました。また、全員が「恩送り」をすれば、恩恵を受ける人はいません。
ある女性がコーヒー店のドライブスルーですでに彼女の注文は支払われているので次の客の分を支払っては、と提案されました。しかし彼女は
pay it forward の連鎖を断ち切り、恩恵を受けることにしました。
そのことをSNSでシェアしたところ、かなりの称賛をうけたようです。
その後、ドライブスルーでの pay it forward
の是非についての記事を多く目にするようになった気がします。Pay it forward
は当事者同士が直接にやり取りがあった場合に有効なのだと感じました。
Photo by
Hai Nguyen
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