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「ショックだった」状況を正しく表現する形容詞 ~ Was upset

日本では、さまざまな感情が「ショックだった」と表現されることが多いように感じます。この表現を使うことで、日本語を話す際の表現力が少し損なわれているのではないかと考えることもあります。そこで今回は、「ショックだった」の代わりに使える具体的な表現をご提案し、英語の同等表現も併せてご紹介します。

Stick around という句動詞の意味


Stick around の意味を何度か聞かれたことがありますが、その度に迷ったことを覚えています。もう少し状況を聞かなければ、「待っていて」なのか「居残る」なのかわからない表現です。今回は stick around の使い方をご紹介します。

Stick around には続きがあることも


辞書で stick around を調べると、「近くにいる、あたりで待っている」と出ています。しかし、私の経験では命令文の stick around には続きがあることがあります。

「待っているとなにかあるよ」みたいな。

まずは例文を読んでみましょう。

Stick around for the end of the credits.
エンドロールの最後まで(帰らずに)ご覧ください。

Twitter 検索結果: Stick around for the end of the credits
     
A. This is boring. I'm going home.
B. Stick around. I heard they'll be serving free cocktails after the show.
A. つまらない。もう帰る。
B. もう少し待ってみて。ショーの後にカクテルが無料で飲めるらしいよ。

A. Thanks for inviting me to the party, Mr. Bhavsar. I had a great time.
B. Can you stick around a little longer? I'd like to have a little chat with you.
A. バブサーさん、パーティーへ招待してくださってありがとうございました。楽しかったです。
B. もう少しゆっくりしていける?あなたとちょっとお話したことがあります。

命令文の stick around にはなにか理由があって帰らないように促している印象があります。 


肯定文の表現


これまでご紹介したのは命令文でしたが、肯定文で stick around を使うと、「理由や目的があってとどまる」というニュアンスがあります。(Stick の過去形は stuck です。)
     
I stuck around to see if anyone else needed help.
誰か助けが必要かもしれなかったので、僕はそこで少しとどまりました。

After the game had ended, some of the audience stuck around to help pick up the trash.
試合が終わった後も、数人の観客が残ってゴミ拾いを手伝った。

Let's stick around for the sunset.
日没までここにいよう。


Photo by Matan Segev from Pexels

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