英語で「ケガがをした」という場合、自分でケガをしたのか、人にケガをさせられたのかを明確に表現することができます。ケガの原因が自分の不注意などである場合、myself, himself などの再帰代名詞を付け加える必要があります。また、ケガをした体の部位を目的語にして表現することもできます。
再帰代名詞と組み合わせて表現する
まずは、再帰代名詞を見てみましょう。それぞれ、「自ら」「自分で」という意味になります。I なら myself, them なら themselves と言う具合に正しく見合わせましょう。単数 | 複数 | |
---|---|---|
一人称 | myself | ourselves |
二人称 | yourself | yourselves |
三人称 | himself, herself, itself |
themselves |
いろいろなケガの表現
ケガする injure
Injure は「けがをさせる」という意味ですが、myself などの再帰代名詞と組み合わせると、「ケガをした」と言う意味になります。
He injured himself when he fell off the apple tree.彼はりんごの木から落ちた時に、ケガをした。A. What's wrong?B. I think she has injured herself during softball practice.A. どうしたの?B. この子、ソフトボールの練習中にケガをしてしまったみたい。
低学年の子供なら、hurt を使うといいでしょう。
What's wrong, Yukio? Did you hurt yourself?ユキオくん、どうしたの?どこかケガをしたの?
Injure や hurt と再帰代名詞の組み合わせには具体性がないので、ケガの状態がわからない場合や、あまり詳しく話したくない時に便利な表現です。
やけどする burn
Burn には「火傷をさせる」という意味があります。
He burned himself during a barbecue.彼はバーベキューで火傷をしたんらしい。Kayo is at the hospital. She’sburned herself with a firecracker.カヨは病院へ行っている。花火で火傷をしたみたい。
切り傷 cut
小さな切り傷の場合に cut oneself と言います。
Be careful not to cut yourself when you use the precision knife.
カッターナイフを使う時は手を切らないように気をつけましょう。
Cut +~self は自傷行為のリストカッティングの場合にも使われます。
I used to cut myself when I was a teenager. I usually wear long sleeves to cover my scars.
高校時代はリストカッティングをしていました。傷跡を隠すために長袖(の服)を着ています。
ひっかく scratch
「無意識のうちにひっかいてしまう」と言いたい時には scratch + ~self を使います。
A. What are these tiny mittens for?
B. They're for my baby. She sometimes scratches herself in her sleep.
A. この小さなミトンは何?B. それは赤ちゃん用。眠っている間にひっかいてしまうことがあるので。
I scratched myself when I jumped over a fence.
フェンスを飛び越えた時に、ひっかいてた。
過去形、現在完了形の使い分け
例文には過去形のものと、現在完了形のものがあります。使い分けをご説明します。
現在完了形はケガをした直ぐ後や治療中に使うのが一般的です。日本語に訳す時は「~しちゃった」「してしまった」などと表現します。
Mom has injured herself and was taken to the hospital.お母さんがケガをしてしまって、病院に搬送されたんだって。
過去形はしばらくしてからの表現です。
Mom injured herself while jogging yesterday. She required 4 stitches.昨日お母さんがジョギング中に4針縫うケガをした。
※英語で「4針縫う」は required 4 stitches (4針必要とした)と表現します。
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