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提案や妥協案を渋々受け入れる時の英語表現 ~ Fine.

Fine. 
Young woman with short hair sitting sullenly in the woods. 
気が乗らないことに渋々同意するときの表現をご紹介します。大人の事情で断れないときに本心を伝えながら同意するときに便利です。非言語コミュニケーションについても触れます。

Fine.



Fine は口調や表情によって意味が変わる単語です。こちらは普通バージョン:

A. How are you doing?
B. Fine.😌 I think my fever is gone.
A. 調子はどうですか?
B. いい感じです。😌熱は下がったと思います。

おっかないバージョン:

A. Sorry. We can't go out tonight. There's an emergency at the office.
B. Fine.😠
A. ごめん。今夜は出かけられなくなった。会社で緊急事態が発生したみたい。
B. はい.😠

言葉と表情がマッチしていると問題ないのですが、おっかないバージョンのように表情と言葉が一致しないときは、表情が真意だと思っていいでしょう。

怒った顔、無表情、目を合わさないで Fine と応えると同意はしていないけど、言い争いはしたくないことが伝わります。

Sure.


形容詞の sure には「確信して」「確かな」という意味があるので、受け答えの sure はよく「確かに」と訳されますが、日常会話での Sure という答えはちょっと意味が違います。
Sure は反抗期の少年少女がよく使う返事です。Yes ではないけど、No と言いたくないときに Sure と返事をします。Sure は奥歯煮物が挟まったような passive-aggressive (あからさまには攻撃していない)言い方でひこを不快にさせます。参考にした記事には「使ってはいけない表現」であるために使うのを控えるべきだと書いてありました。

「確かに」と言いたいときには for sure や that's for sure を使いましょう。

A. I'm ordering pizza for dinner. Is that OK with you?
B. Sure.
A. What's wrong? 
B. I had pizza for lunch.
A. 夕食にピザを注文しようと思うけど、それでいい?
B. そうだね。
A. えっ?どうしたの?
B. 昼食にピザを食べたんだよね。

 

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質問や提案に対して Sure という答えがあった場合、同意ではありません。Sure は必ずしも「確かに」という意味ではないからです。

If you insist


If you insist は 「そこまで言うなら」という意味。「自分の気持を押し殺している」と遠回しに伝えたいときにオススメです。

A. Let's just go home.
B. Okay, if you insist.
A. 家に帰りましょう。
B. わかった。君がそこまで言うなら。

A. We should get the red wrapping paper. It's cheaper.
B.  Sure, if you insist.
A. やすいから、赤い包装紙を買うことにしようね。
B.  いいよ、どうしてもと言うなら。

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冗談っぽく提案するときや妥協案を出すときに just を使うと表現が少し柔らかくなり相手にとって受け入れやすくなります。「ここは帰りましょう」「付き合っちゃえば?」など。

顔の表情について ~  非言語コミュニケーション


日常会話で今回ご紹介した表現は適切な顔の表情と組み合わせると効果的です。怖い顔をする必要はありません。私がおすすめしたいは応える前に:
  • 一秒だけ目を閉じる
  • 一瞬天を仰いだ後に視線を合わせる(🙄英語では eye-roll と言います)
  • 一度無表情で頷く
  • 視線をそらす
  • 軽くため息を付く
英語で話す場合、これらの non-verbal communication非言語コミュニケーション)はコミューケーションにおいてパワフルのツールとされます。鏡を見るか、自撮り動画を撮りながら表現と表情の組み合わせを練習しましょう。

※ この記事を公開したときに、上記の表現を micro expression と呼びましたが、正しくは「非言語コミュニケーション」です。


Photo by Rio Guruh Imawan 


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