イギリス英語のツッコミ

子供の頃からイギリス英語の Oi!
と日本語の「オイ」が似ていると思っていました。今回はツッコミでの Oi
の使い方について書いてみます。男性同士で呼び合う時の mate についても。
ツッコミの Oi
トップの画像は Netflix の人気ドラマ 「
ハートストッパー」で主人公のニックとチャーリーがセクシュアリティーやカミングアウトについて話す場面です(第6話
"Girls"
5:40頃)。混乱していることを謝るニックに対して、チャーリが謝りすぎることをからかうと、ニックは「オイ!」と日本語のツッコミと同じでタイミングで発します。
N: I'm sorry for being all confused.
C: And I thought I said sorry too much.
N: Oi!
N: (自分のセクシュアリティーについて)こんなに混乱していてごめん
C: 謝りすぎているのは僕のほうじゃなかった?
N: オイ!
ニックは日頃からやたらと「ごめん」と言うニックを注意していたのです。
ネットフリックスに購読されている方は是非この場面を再生してみてください。
間投詞としての oi
Oi
は人に注意をうながすときや遠くにいる人に声をかける時の間投詞として男性や、やんちゃな女性が使かうというのも日本語と同じです。
Oi. I'm right here.
オイ!ここにいるんだけど?
オイ、少し落ち着け。
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Mate も男言葉
口語の
mate
も男性同士(またはやんちゃの女性同士)の呼び方です。米国で使われる
dude と同じ意味です。
日本語に訳すときには mate
は省くことをおすすめします。(決して、「兄弟」などと訳さないでください。😬)
どこにいくの?
イギリスの女性の中には mate や dude
と呼ばれることをとても嫌がる人もいるので、気を付けましょう。
実写版には登場しませんが、Heartstopper
のスピンオフ小説 Nick and Charlie で喧嘩をしたときニックがチャーリーのことを mate
と呼ぶと、チャーリーが泣き出す場面があります。Tiktok に Heartstopper
のファンがこの場面をウェブコミックの画像とオーディオブックのナレーションで作成した動画をアップしています。:
(TikTok の埋め込み方がよくわからないのでリンクをはっておきました)
米国では通じないことも
この記事を書いたのは
前回と同様 Heartstopper やその他の Alice Oseman 氏の作品が大好きになったという理由の他に、イギリス英語が必ずしも米国で通じないということをお伝えしたかったからです。
今回ご紹介した Oi や mate はイギリスの口語なので、米国では通じない可能性があります。普段アメリカ英語を話している人が使うとこのように突っ込まれる可能性があります。:
What are you? British?
イギリスか?
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