日本人は「だらしない」という意味で「ルーズ」と言いますが、英語では loose
をそのような使い方をすることはありません。今回は「だらしない」という意味の英語表現をご紹介します。
「ルーズ」はソックスだけにしましょう(古い!)
日本人が使う
ルーズ とは「締まりのないさま、だらしのないさま」ですが、英語で
loose は
「ゆるい」の他に、
promiscuous (性的に締りがない」という意味があります。しかも、後者は死語に近い言葉です。もう和製英語の領域に入っています。
外国人に関して loose ということばを使うと 、
名誉毀損で訴えられるかもしれません。
slack, slacker
日本の「ルーズ」に近い英単の動詞は
slack off (サボる、手を抜く)でしょう。興味深いことに slack
は「ゆるい」という意味では loose
と同じです。しかし性的な意味合いはありません。
My brother often slacks off at work.
兄はよく職場でサボります。
Slacker は「怠け者」という意味の名詞です。
I can't depend on the slackers at the factory.
工場のる怠け者の従業員は頼りにならない。
lazy
Lazy
は「横着、怠慢」などという意味で当人の行為には悪意がないというニュアンスを与えたいときに使います。
She has been very lazy about paying her taxes.
彼女は納税についてあまりにも横着でした。
What a
disaster! This is a result of lazy planning.
最悪な自体だ!手抜きの企画が原因だ!
careless
Careless は「不注意、軽率、うかつ」などという意味。コンマの位置を間違えた、入力ミスをしたなどの理由で、意図的に操作したわけではないと主張するときに使われます。
He has
neglected to include the shipping cost in the estimate. We apologize for the
careless mistake.
彼は見積もりに輸送コストを含めることを忘れていました。彼の軽率なミスをお詫びします。
negligent
Negligent
には「怠慢な、不注意な」の意味があり、ルールや法律を守るつもりがなかったという印象があります。
The company was
negligent
about meeting safety standards.
同社は、安全基準を満たすことを怠っていました。
初めて怠慢という意味の「ルーズ」を聞いたのは20代後半に職場ででした。意味がよくわからなかったのですが、とてもネガティブで批判的だということは伝わりました。
「ルーズ」を日本のことばにしては?
こちらの記事を書いていて気づいたのですが、loose
の正しい発音は「ルーズ」ではなく 「ルース」です。
「ルーズ」という言葉は日本に浸透していうるので、ルーズという新しい日本のことばにしてはいかがでしょう?英語で表現するときにはこの記事でご紹介した表現を使えば混乱は生じません。
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